ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

いくつかメモを。

森川嘉一郎論説と文化的競争の理論(韓流好きなtanakaの過疎日記)
http://blog.goo.ne.jp/reflation2008/e/36e210025f2b95ad5feea7a705f786d5
『グローバリゼーションは文化の多様性を破壊するのか? 例えばハリウッド映画に代表されるようなアメリカの文化的価値観が、フランスや韓国やインドなどの各国独自の映画文化を根こそぎ破壊してしまうのだろうか。世界音楽の多様性もアメリカン・ポップスの影響で画一化されてしまい、それぞれの地域の固有性(民族音楽など)が失われたしまうのだろうか。
 本書はこのグローバリゼーションに伴うよく見かける問いに挑戦したほぼただひとつの経済書である。T.コウェンはジョージ・メイソン大学で、主に文化的現象(マスカルチャー、セレブ、美術館運営など)を経済学の対象として分析してきた気鋭の若手経済学者であり、また人気ブログ「限界革命」でネット上でも注目を集めている。彼の新作『あなたの内なる経済学者を発見する方法』は全米でもベストセラーになり、そこでは合理的、非合理的あるいは無知など「多様な私」の日々の活動を評価する上で、経済学者の物の見方が有効であることを様々な例で議論した刺激的な本であった』

T.コウェン著『創造的破壊ーグローバリゼーションは世界の文化をどうように変えたか』の紹介がされていて興味を持った。一度、英語の勉強も兼ねてT.コウェンのブログを訳してみよう。


同じく田中秀臣さんのブログに紹介されていた以下の記事を。
◉温暖化対策が最優先課題?:若田部昌澄(早稲田大学教授)
http://news.goo.ne.jp/article/php/politics/php-20080815-01.html
地球温暖化問題の優先順位が低くなる理由は、ごくごく単純な理屈にある。それは、煎じ詰めれば「無い袖は振れない」、あるいはやや専門的にいえば資源の希少性とトレードオフに帰着する。
 問題を解決するには資源が必要である。そうした資源は問題の多さに対して限られている。だからロンボルグが念を押すように、「よいことは全部やれ」というわけにはいかない。よいことにも順序を付けなくてはならない。
 問題の解決に必要な資源とそれによって得られる効果を比べてみると、地球温暖化対策は効率がきわめて悪いという。こうした考え方はいうまでもなく経済学の基本である。しかもこの場合の効率というのは、実際にどれだけの人々の命を救えるかを問題にしているから、経済学者は金銭のことしか考えないという類の批判は当てはまらない。しかし、そういう考え方が理解されているかどうかは、はなはだ心もとない。
 日本人は地球温暖化への関心が強い。ロンボルグの本にあるように、日本人の温暖化への懸念はヨーロッパ諸国を断然引き離してトップに来る。環境問題に対する関心の高さは悪いことではない。
 しかし問題は、この関心が適切な政策に結び付くには適切な知識が必要だということだ。たとえば伝染病は日本にとっても無縁ではない。じつをいうと日本は先進国中HIV感染者数が増加している唯一の国である(厚生労働省エイズ動向委員会)』