北京オリンピックの開催は、大会自体よりも、中国の環境汚染の凄まじさについて強い印象を残しました。開催期間はたったのひと月ですが、開催決定以降、ずっと大気汚染については語られていましたし、当然なのかも知れません。
しかし、ハノイだって結構キツいですよ。車道を埋め尽くすほど沢山のバイクが走っていますから。私はバイクタクシーに乗るときは必ず、台北で買った活性炭入りマスクを着用しています（どれだけ役に立っているのかはわかりませんが）。
中部の大都市ダナンで以下のような発表がありました。昨年から計画の準備はスタートしているようです。大気汚染で中国が世界中から非難を浴びたことは、ベトナムにとってもショックだったはずです。ダナンの計画実施が、他の都市にも波及することを願います。
◉ダナン：「環境都市」建設計画の内容決まる
http://www.vn-navi.com/news/080828075109.html
「総投資額は6兆577億ドン（約400億円）で、政府予算、地方予算、政府開発援助（ODA）資金などから調達する。各案件は今後2020年にかけて実施されるが、公共地区緑化計画、廃棄物管理、工業団地の排水処理施設建設案件など16件が2010年までに実施される予定だ」
ただ、大気汚染に関する案件については、あとまわしになるようです。結局は鉄道、地下鉄をつくるしかないと思うんですけど。例えば、東京でも地下鉄などがなく、通勤者が全員スクーターで移動していたら大変ですよね。ハノイはいまそんな感じです。一番最初に地下鉄ができるのはホーチミンのようです。2014年開通とニュースにありました。ハノイも負けてられませんね。
◉ホーチミン：メトロ1号線のデポ、年内に整地終了
http://www.vn-navi.com/news/080826080722.html
「メトロの地下部分・高架部分・レール・車両などの入札は来年実施される予定で、完成は2013年半ば、その後半年間の試運転を経て2014年に正式に開通となる予定」
