ハノイの日本人

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ハリウッド版「鉄腕アトム」制作再開。

ハリウッドでも金融危機の影響は大きいようです。これまで多くのハリウッド製大作映画は、投資銀行のつくる映画ファンドによって資金が集められていました。ところが、金融危機でそれらの投資銀行が破綻してしまったため、現在は資金繰りに困って制作がストップしている作品も多いようです。そんな中、存在感を増しているのがアジアのお金です。制作が中断していたハリウッド版「鉄腕アトム」の制作費も、香港の制作会社が資金を集めたようです。この映画は今年の10月23日にアメリカで公開予定とのこと。なんだ、この声は? 期待せずに待ちましょう。私はこんなのよりも「PLUTO 7巻」が読みたいです。



◉「鉄腕アトム」原作の米国映画、資金確保で製作再開
http://wiredvision.jp/news/200902/2009022619.html
『先月、資金難のため中断を余儀なくされていた米国の映画『Astro Boy』が、今年10月の劇場公開に向けて製作を再開した。『Astro Boy』は、手塚治虫氏が生み出し1960年代半ばに人気になったTVアニメ『鉄腕アトム』を原作とするCGアニメ映画で、俳優のニコラス・ケイジが声を担当する(中略)エンターテインメント・ニュースサイト『Variety』の記事によると、香港のCGアニメーション製作会社Imagi Entertainment社が新たな投資家からかき集めた2500万ドルの製作資金のおかげで、Astro Boyが大画面に映し出されることになるという』


◉米脚本家組合のストと金融危機、格差は続く(町山 智浩=映画評論家・コラムニスト)
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20081119-00000000-nkbp-bus_all.html?p=1
『現在、ハリウッドは資金的な危機に直面している。2000年代に入ってから、ハリウッドは映画の製作費をメリル・リンチやモルガン・スタンレーなどの投資銀行が集めたファンドに頼るようになった。しかし2007年のサブプライムローン崩壊から、投資銀行が破綻し始め、今年の7月には各銀行のハリウッド担当チームが資金を集められずに次々と解散した。さらに、9月からの世界同時株安でハリウッドの映画会社の親会社の株も急落した。パラマウントの所属するヴァイアコム、ワーナーのタイム・ワーナー、ユニヴァーサルを持つNBC、FOXを傘下に収めたニューズ・コープなど軒並み大損害を受けた。ちなみに、そんな沈み行く船からいち早く脱出したのはディズニーとスピルバーグだった。ディズニーはアラブ首長国連邦アブダビの政府系ファンドから10億ドルの資金提供を取り付け、スピルバーグのドリームワークスはインドの巨大コングロマリット、リライアンスからなんと15億ドルという巨額な投資を受けた』