ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

もう少し我慢した方が…

新興国叩きばっかりやってる大手メディアとは別に、日系企業はやはり市場としての有望性を認識していたようです。春山昇華さんのブログに日経新聞の『新興国に「専用機種」』という記事が紹介されていました。この記事を「景気が悪いのでしょうがなく」と見る人もいるかも知れませんが、もちろんそうではありません。景気が悪化する前から開発は進められていたからです。当然ですよね。デジカメはハノイでも人気ですよ。みんな欲しがっています。でも、高いから買えないんです。お金のあるベトナム人は、一時帰国する日本人に「デジカメを買って来て」と頼んでまで欲しがっています。関税率が高いんでしょうね。とにかく、消費意欲は非常に高いんです(お金がないだけで)。それは日本とは違うとこだと思います。


新興国に「専用機種」(おかねのこねた 、春山昇華)
http://haruyama-shoka.blogspot.com/2009/03/blog-post_09.html
『3月5日のエントリーで、足元の円安ペースは、三点セット以上のファクターを織り込んでいるように感じる。多分、急速な貿易収支の悪化だと思う。「(1)今後の欧米経済の低迷の長期化で日本の輸出産業は「高く売れる商品」の販売が戻らない」「(2)中国の経済対策で、中国やアジアの景気が戻るとしても、「安い価格帯の商品」の販売が戻るだけかもしれない」「(3)であれば、日本の貿易収支はかなり低レベルの黒字になってしまう」・・・そういうシナリオを市場は織り込み始めたのかもしれない。===と書きましたが、今朝の日経に日本企業が、売り上げ、販売量を維持し、生き残るために、新興国専用機種の製造販売を強化するという記事が一面トップに掲載されていました。私は、新興国専用機種ではなく、世界の最大生産部分を占めるようになると思いました』


新興国に価格抑え「専用機種」 富士フイルムはデジカメ1万円
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090309AT1D0801G08032009.html
『日本の大手企業が新興国市場の開拓を狙って、価格を大幅に引き下げた専用機種の開発に相次ぎ乗り出した。富士フイルムは機能の絞り込みなどで価格を100ドル(約9700円)以下に抑えたデジタルカメラを開発、2009年中にアジアや南米で発売する。パナソニックやホンダもそれぞれの製品分野で新興国専用モデルの開発を急いでいる。日米欧向け製品をベースに世界市場を開拓する従来の戦略を転換、増大する新興国の中間層をいち早く獲得する』


ベトナムではきょうもいいニュースがありました。下の J-POWER のニュースです。ホーチミン市場は珍しく上昇している日に、出来高が増えています。ですが、海外勢は売っています。ベトナム人が値ごろ感で買っているのでしょう。将来は有望です。でも、もう少し我慢が必要だと思うのですけど、、、


電源開発ベトナムの発電事業に出資
http://www.newsclip.be/news/2009309_022898.html
電源開発(Jパワー)は9日、ベトナム南部ドンナイ省のニョンチャック2火力発電所計画に5%出資すると発表した。同発電所は出力750メガワットで、燃料はベトナム南部沖合で産出される天然ガス。2010年に運転を開始し、全量を国営ベトナム電力総公社に売電する予定だ』


3月9日(月)
ハノイ株式市場 85.53 +0.94(1.11%) 

 売買高449万8500株/売買代金839億2700万ドン

  2営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は87、下落銘柄数は43。

ホーチミン株式市場 247.85 +2.15(0.88%) *VN-index

 売買高1055万1400株/売買代金1979億4000万ドン

 2営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は94、下落銘柄数は46。海外投資家は引き続き売り越し。

 主な上昇銘柄は、DHGハウザン製薬、DMCドメスコ医療輸出入、DPRドンフーゴム、FPT、HAGホアアイン、PVTペトロベトナム運輸、VNMビナミルク、などでした。


ベトナム株情報
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/090309044152.html