ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ライブドア元社員によるホリエモンのインタビュー。

この記事は「あのとき社長はなにを考えていたんですか?」というような、元部下の細かい質問がたくさん読める内容になっています。その一方、「そこから突っ込むのが必要なのでは?」と思う箇所もいくつか見受けられました。(例えば、、、昼飯食ってから書きます)元部下的には、聞きづらい部分もあるのでしょう。でも、テレビの凋落についての話は面白いですね。「最適化」という言葉を使って説明されています。でも、テレビがダメだってわかってるのに「新聞やテレビが絶対に書かない」ってタイトルはどうなんですかね? 今更、そんなこと言われてもって感じです。


◉新聞やテレビが絶対に書かない「ホリエモン」こと「堀江貴文」の真実〜ロングインタビュー前編〜
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090302_horiemon01/
◉新聞やテレビが絶対に書かない「ホリエモン」こと「堀江貴文」の真実〜ロングインタビュー後編〜
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090306_horiemon02/
ライブドアで例の事件が起きる半年前には既に私はこのGIGAZINEを始めるために退職していたのですが、ライブドアで働いていた当時、ちょうど私の斜め後ろあたりに堀江氏の机があり、普段からよく見る機会があったのですが、「時間とお金にはきっちりしており、几帳面でこまめ、普通の人以上にしっかりしている」という印象がありました』



H(堀江):だからスポットCMは使われなくなるんですよ、簡単に言うと。
G(GIGAZINE):まあ使いにくい感じになってきますよね。
H:使いにくいっていうか使う必要がないじゃないですか。使うべき人がいないんですよね。まあソフトバンクモバイルくらいしかやってないというか。イメージ的にいうとそんな感じでしょ?スポットCMって。何かそんな感じしません?
G:まあソフトバンクモバイルぐらいやらないと意味がないっていうのは確かですね。
H:だから、そういう意味ですごく減ってきているわけですよ、スポットCMは。それでテレビ局は軒並みみんな赤字になっちゃったわけじゃないですか。
G:なりましたね、あっという間に。すごいですね、あの勢いは。
H:でもそれは予測してたことで、やっと来たかという感じです。サブプライム問題が来て以降、番組提供広告は減ったはずです。でも来年はたぶん、もっとすごい勢いで、トヨタを筆頭にして、パナソニックなどが広告主としてテレビCMを出す数はたぶん激減すると思うのですよ。彼らは今あるブランドを上手くネットとか双方向のメディアを使って、どちらかというと販促費用の範囲でやってくると思うのですよね。例えばレクサスとかをどうやって広げていくんだ、みたいなことに対してお金を使うようになると思うのですよ。
G:まさにそのあたりの広告がGIGAZINEに来てびっくりしましたね、自動車会社がGIGAZINEに広告を出す時代が来たのか、みたいな感じで。
H:そう。だから、テレビでCMを出すくらいなら、GIGAZINEに出した方がいいわけですよね。意外と、それこそGIGAZINEで自動車の試乗レポートやった方が、全然費用対効果高いと思うのですよ。失礼かもしれないですけど、GIGAZINEだったら、自動車が3台くらい売れたら元とれるんじゃないですか?
G:元とれるどころか、お釣り来ますね(苦笑)
H:しかも、ロングテールも期待できるわけでしょ?GIGAZINEさんだけじゃなくて、ほかのネットのメディアにも広告を出すことができますよね。ほんとに、テレビCM1本出す金があったらどれだけ出せるのか、という話じゃないですか。ネット中を占領できるんじゃないですかね。絶対そっちに向かうわけですよ、お金は。
G:事実、この前はソニーの「VAIO type P」とかはそこらじゅうのサイトでドカーッと一気にやりましたからね。
H:そうそう、ライブドアにすらあれだけ大量の広告が入ってたから、これはすげーっと思ったよ。
G:びっくりしましたね。どこに行ってもあの広告が見られたので、ほんとに度肝を抜かれましたね。ああ、時代が変わってきたんだー、って。
H:あんなの、テレビコマーシャルはやる意味ないからね。VAIO type Pなんて、それこそGIGAZINEみたいなメディアでレビューをがんがん書いてもらった方がイイ。あと個人ブログでどんどん宣伝してもらって、アルファブロガーに配りまくって。そういうことをした方がずっといいですからね。
G:まあそっちの方が正しいですからね、誰がどう考えても。
H:売り方としても正しいです。そういう当たり前のことを、不況だからこそできるようになるわけです。
G:余計なことはできないってやつですよね。
H:余計なことはできないから、知恵を搾って、一番いい方法、つまり「最適化」がどんどん始まるわけですよ。