嵐のこれまでのシングルを収録した２枚組ベスト盤の売上枚数が、きょうで100万枚を突破したそうですね。おめでとう！ というわけで、きょうの「ジャニコノ」はそのベスト盤の１枚目から、これまでで一番売れなかったと言われるシングル『 PIKA★★NCHI DOUBLE 』を取り上げましょう。歌詞は「悩んだ理由は忘れてしまった」です。
これは私にとって思い出深い曲です。2003年の春までは貧乏で風呂なしのアパートに住んでいたのに、秋頃には株で儲けて急にお金持ちになっていました。しかし、どうにも無気力状態で、このままではダメになるなという予感がありました。そこで、とりあえず、思いついたアイデアをとにかく実行しようと決意したのです。そのとき思いついたのが「2004年にでるジャニーズの CD と DVD を全部買う！』というものでした。
歌舞伎町の入口付近にある CD 屋で、毎週火曜日には発売 CD をチェックしてましたよ。２月には嵐の主演映画のメイキング DVD『メイキング オブ「ピカ☆☆ンチ」』なんてのも買いました。店員さんはさぞかし不思議に思っていたはず。それなのに、ついに私が買っている理由を聞いてくれませんでした（まあねえ、いろんな人がいる歌舞伎町ですしね）。とにかく、買って買って買いまくりました。そして、その中でこの名曲と出会ったわけです。
♪ 悩んだ理由は 忘れてしまった 僕の憂鬱を 誰か止めてくれないか
作詞：SPIN、作曲：森本康介です。この歌詞にはショックを受けました。正直、最初は拒否反応を示したほどです。「 20前後の嵐が歌うような歌詞じゃない！」そう思いました。というのも、そのとき34 歳だった私にグサリと突き刺さる歌詞だったからです。そう、特になにかについて悩んでいるわけではありません。でも、なにかドオーンと重だるいものが自分自身を覆っている気がしたのです。それから逃れるためか、私は週末になるとサッカー観戦＆メイド喫茶めぐりの旅にでていました（そんな話はいいですねw ）。
嵐はこの歌詞をどのように受け止めていたのでしょう？ いまでは、私はこの曲が大好きです。特に上の歌詞は、他のアーチストのどの曲にもない素晴らしい１行だと思います。
