ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナムに新幹線が走れば。

伊藤洋一さんが環境関連のサイトでベトナムの新幹線計画について書かれていました。新幹線ができることで、環境意識の高まりも期待できると書かれています。でも、2020年開業を目指すということですから、ベトナムの環境汚染度合いから考えて、そこまで待てない状況ですよね。早く東京における鉄道、地下鉄のような存在の交通機関がほしいものです。ハノイにしても自動車が増えてきたことで、そろそろ身動きが取れない状況になりつつあります。いまも授業から帰ってきたのですが、朝の10時という中途半端な時間にも関わらず、何度もバスが立ち往生していました。疲れた。


ベトナムに新幹線の意味 経済発展と環境保護の一石二鳥(伊藤洋一の『BRICsの衝撃』)
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/53/index.shtml
『8月中旬に、筆者にとっては非常に嬉しいニュースがあった。それはベトナムの国営ベトナム鉄道が、北部の首都ハノイと南部の商都であるホーチミンを結ぶ全長1700キロの南北高速鉄道に、日本の新幹線方式を導入する意向を明らかにしたからだ。同鉄道が予備的な事業化調査を終え、日本の新幹線方式が適当とする案を政府に提出したということで、ベトナム政府側も前向きで来年の国会で検討する方針だという。これはベトナムにとって、経済発展促進と環境保護の一石二鳥の意味があるし、中国、インドを含めて新たな発展・環境保全の形態になりうるものである』
ベトナムは大気汚染、交通渋滞ばかりでなく、様々な環境問題を抱えている。ベトナム中部では砂漠化が進行中で、ベトナム国民8500万人のうち、2000万人がその砂漠化の影響を受けているという。急速な経済発展がしばしば話題になるベトナムだが、その結果としての環境にかかわる問題は大きいのだ。むろん、このような状況が「新幹線の建設」で一挙に解決することはない。新幹線以外でも各種の公共交通手段をつくる必要もあるし、国民の順法意識も高めなければならない。政府の排ガス基準の徹底を図る必要もある。その意味では、ベトナムはようやく入り口に立っている状況である。しかし、新幹線の導入が大きな環境改善への一歩になる可能性がある。国民の意識も変わるだろう』


ベトナム縦断で新幹線 国営鉄道会長、2020年部分開業目指す
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090813AT2M1203A12082009.html
『【ハノイ=岩本陽一】国営ベトナム鉄道のバン会長兼最高経営責任者(CEO)は日本経済新聞記者と会見し、北部の首都ハノイと南部の商都ホーチミンを結ぶ「南北高速鉄道」(約1560キロメートル)に日本の新幹線方式を導入する方針を明らかにした。全線のうち中部地域のダナン—フエ間(約90キロメートル)を含む3区間を先行して建設し、2020年の開業を目指す。日本が進める東アジアの広域開発計画「産業大動脈構想」の中核インフラとなる可能性もある』