ハノイの日本人

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オランダ戦、西部さんの感想。

いつも楽しみにしている『 ストライカーDX 』の対談レポートが早くもアップされていました。今回のゲストは西部謙司さんです。


◉国際親善試合 日本代表−オランダ代表 対談レポート
http://www.soccerstriker.net/html/matchreport/0909/match090905_ned_jpn_01.html
『 清水 もっとファウルを取れていれば、そんなに一つのFKを取り合うこともなかったのに。でも、あれぐらいしかなかったんですよね。日本の武器の一つはセットプレーなんだから、もっと意識的にファウルをもらってもいいのに。特に前半はそのチャンスがあったはず。まぁオランダもそういうファウルを与えないようにプレーしたんでしょうけどね。あの辺の守り方はさすがにうまくて、日本がアタッキングサードに持ち込んで長友辺りがパスを受けても、何もできない間合いをすでに作っている。組み立てのスピード感があそこで殺されてしまう。
西部 いちばん簡単な方法は、前線からプレッシャーに行かなきゃいいんだよ。リトリートして自陣に引いた状態から、ボールを奪って素早くカウンターで攻めればいい。ゴール前のスピードを上げたいのなら、仕掛けるスペースを残しておけばいいわけだから。引かれてスピードが上がらないのなら、相手を来させるのがいちばんいい。だけどその選択肢は今のところない。それをやると、果たしてリトリートした状態で相手の攻撃に耐えられるのかっていう問題が出る。今日みたいに。
清水 何かを立てれば、何かが崩れる……。難しいところですよね。
西部 あるいはリトリートせずに、センターフォワードに森本を置いてみるか。そうすると前線のフィルターが1人分利かなくなるかもしれない。本田を置いても同じ。ある程度試合にはなっているんだから、あとは最後のフィニッシュへ行くところ。そこからは、何かを壊さなきゃいけない。結局、アジアでやっていたときと課題は変わってないんだよ。それはつまり、今のこのサッカーの方向性は間違ってないってことでもある。今日の試合で新たなプラスはなかったけど、マイナスにもならなかった。 』