お昼にもベトナムドン切り下げの話を書きました。学校から帰って来てネットを見てたら、広瀬隆雄さんがそのことについて書かれているのを見つけました。中国の通貨切り上げがなかったことが一因ではないかと書かれています。なるほど。また、利上げについても通貨防衛の意味があるそうです。なるほど。でも、中国もオバマのあわせて通貨切り上げをしなかっただけで、そろそろやるんじゃないか?と思ってるんですけど。希望的すぎるでしょうか。
◉ベトナムのデバリュエーションは大材料 警戒を解かない事!(外国株ひろば、広瀬隆雄)
http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/2009/11/blog-post_1677.html
『ベトナムが「寝耳に水」のドン切り下げを断行しました。今の時点では情報が極めて少ないので、憶測でこれを書きます。先ず今回、ドン切り下げに踏み切った直接の理由はオバマ大統領の訪中が人民元切り上げにつながらなかったことによると思います。人民元は米ドルにペッグされているのでどんどん人民元安になっています。これは中国の周辺国の競争力を著しく低下させています。そこでベトナムもcompetitive devaluation、つまり競争上、通貨の切り下げをしなくてはならなくなったわけ。さて、この手の通貨の切り下げを断行すると慌てた投資家がベトナム株を売り、資金を引き揚げるというシナリオが考えられます。その場合、ドン売り・外国通貨買いの換金要求に応えなければいけません。このプレッシャーの大きさによっては外国通貨の準備が払底する危険性もあります。そこでベトナム政府は輸出企業で外貨を持っているところへ「外貨を回してくれ」とリクエストしているそうです。さらにベトナムは金利を大幅に引き上げます。これは通貨を防衛しようとする国が行う常とう手段です。ただベトナムの場合、金利引き上げはバブル抑制というもうひとつの目的も持っています。去年の金融危機以来、ベトナムはどんどん銀行融資を拡大し、不況対策としてきました。そのお金が不動産市場などに流れ込み、バブルを生んでいるのです。ついでに言うとこの現象は中国で現在見られている現象とスケール的にも、症状的にも酷似しています』
11月25日(水)
◎ハノイ株式市場 164.87 -10.33(-5.90%)
売買高2341万4900株/売買代金8652億8200万ドン
4営業日続落。上昇銘柄数は7、下落銘柄数は227。
◎ホーチミン株式市場 503.41 -23.41(-4.50%) *VN-index
売買高6695万9578株/売買代金3兆109億5400万ドン
4営業日続落。上昇銘柄数は2、下落銘柄数は183。海外投資家は買い越し。
◉大幅全面安の展開、ドン切り下げ・金利引き上げを嫌気、海外は買越(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/091125051714.html
『国家中央銀行による対ドル相場介入表明と、金利引き上げを受けて、景気回復への期待が大きく後退、大幅な全面安となった。首相が国営総公社などに外貨売却を要請するとしたコメントも悪材料視された。海外投資家は大きく買い越した』
◉ベトナム株:続落(ニュース証券)
http://www.news-sec.co.jp/files/2009112516203504.pdf
『25日のホーチミン株式市場は大幅下落。本日に発表の11月CPIが前月比+4.35%と大幅上昇、また為替不安定も続いている。さらに、中央銀行が基準金利を引き上げた(下記参照)ため、VN指数は-23.72ポイント(-4.5%)の503.41ポイントと大幅続落。不透明な状況を嫌気、売りを選択した投資家が多かったが、底値を買う投資家も少なくないため、出来高が前日比4割増の6696万株』