ここ最近は「名前ソング」を書いてきましたが、きょうは『 シンデレラ・クリスマス 』について書くべきでしょう！ キンキの５枚目のシングルで『 Happy Happy Greeting 』と両 A 面で発売になっています。ともに 松本隆 が作詞しており、１曲目は 山下達郎プロデュースの「お正月ソング」。『 シンデレラ・クリスマス 』の作曲は 谷本新 です。
この『 シンデレラ・クリスマス 』ですが『シンデレラ・エクスプレス』や『クリスマス・エクスプレス』などの JR 東海の CM を思い出しますよね？ CM と関係ないことが信じられないくらいあからさまです。さすがに 山下達郎は関わっていないわけですが、１曲目と合わせて JR 東海のイメージが頭に刷り込まれます。CM を狙って作ったと思うんですけど、違うでしょうか？
恐らく『 シンデレラ・クリスマス 』というタイトルで ジャニーズ から楽曲のプロデュースを依頼された 山下達郎 は、「さすがに、それは…」と遠慮しつつ、それを作る代わりに「お正月ソングはどう？」と逆提案したと思うんです。山下達郎 が、ジャニーズのことをとても理解していることに感動をおぼえます。『たよりにしてまっせ』を聴いたときのような「？」なテイストのある曲ですもんね。素晴らしい。彼のファンにはスカしたヤツが多いのにね。そして、98年にはなかったわけですが、2000年に 星野真里 主演で『クリスマス・エクスプレス』は８年ぶりに復活しています。
それはそうと、この曲には気になるワードがいくつかありますね。「雪の華」「ガラスの靴」「普段着のままの君」「永遠」「無限大」などです。特に「ガラスの靴」はシンデレラなんだから当然登場する言葉ではありますが、やはりキンキが「ガラスソング」から卒業して大人になったことを再確認できる意味でも重要だと思います。他のワードについては、キンキの 松本隆 作品 は名曲揃いなので、またいずれ書きます。
