ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

1998年 ワールドカップ・フランス大会。

日本代表が初出場を果たした フランス大会から、今回にいたるまで一応ワールドカップには参加してきました。「一応」と書いたのはあまり日本代表 の試合を観ていないからです。



アルゼンチン戦 はテレビで観ました。いい試合でしたが、やはり世界の強豪国はミスを見逃してくれないという印象が残りました。その次の日に オランダ経由 で フランス に入りました。今から思うと、フランス はまったく盛り上がっていませんでした。当時は盛り上がってるのかそうでないかもわからなかったのです。そして、ホテルなどで差別的な対応を受け、かなり嫌な思いもしました。あいつら、なんでそんなに威張ってんの?


一緒に行った友人は熱心なサッカーファンだったんですけど、当時の私はそれほどでもなくクロアチア戦 のチケットも早々に諦めました。7万円とかって言われてたと思います。チケット騒動 が最初に起こった大会でしたね。パリでは毎日のようにイベントにでかけ、それはそれで楽しかったです。例えば、こんなことがありました。セーヌ側沿いの大きな公園を散歩していると、どこからか ジプシーキングス の曲が聴こえてきたのです。近づいて行くと、オープンカフェの横の特設ステージで本人たちが演奏していました。私たちは公園のベンチに座り、演奏を無料で楽しむことができました。野外で『ジョビジョバ』のイントロが流れてきたら、どんだけ上がるかw



他には出場国の映画を観れるイベントもありました。『 TIMEOUT 』にスケジュールがでていて、出場国の映画が上映されていたわけです。私は 北野武監督『その男、凶暴につき』を初めて観ました。ご存知の通りかなり過激な映画で、にも関わらずフランス人たちは大受けでした。とてもおもしろかったです。他の日には 宮崎アニメ も上映されていた記憶があります。クロアチア戦の日はパリに残り、日本文化センターで行われた ピチカート V のライブに行きました。パリで留学している日本人女子たちとお茶しました。



そんな感じで初めてのワールドカップは、どちらかというと下見に行った程度の旅だったんです。まだ、楽しみ方がわからなかったというか。もちろん、サッカーも観に行ったんですけど。最初は アメリカ VS イラン の敵対国マッチにチャレンジしました。しかし、チケットが高く、ギリギリまで競技場の傍で粘ったのですが、ダフ屋がいなくなってしまいました。そこから走って近所のパブに行き、なんとかテレビ観戦はできたんです。期待以上の熱戦で、2−1でイランが勝利しました。ちなみに、その後の ドイツ VS イラン をモンペリエで観たんですけど、2−0で負けてるのに、まだイランサポーターはアメリカ戦の勝利を喜んでいましたw


最後に 日本 VS ジャマイカを観ました。監督は 岡田武史 です。日本 も ジャマイカ も2敗しており、完全な消化試合です。ジャマイカは2敗したあと ユーロディズニーランド に出掛けたと現地でも話題になっていました。そんな状況ですから、チケットは定価で買うことができました。でも、最初に観たワールドカップの試合が これ というのもなんですよ。小野伸二 の又抜きドリブルと、ゴン中山 のゴールはさすがに盛り上がりましたが、それ以上に 岡田監督 の勝負師としての限界を見たことが印象に残っています。岡田監督は現在ワールドカップ3連敗中。今回は記録に挑戦しかねない状況です。でも、この大会に行ったことで ワールドカップ にハマりました。海外旅行 + サッカーの応援です。こんなに楽しいお祭りはないですよ。(つづく)