ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ジャニコノ43. LANDS『 元気 』

本当だったら 主題歌の『 BANDAGE 』を取り上げたいところですけど、これは音楽評論家が語るべき曲だと思うんです。だって、小林武史 は日本のROCK の 90年代を代表するミュージシャン、プロデューサーでしょう。サザン と ミスチル やってるんだし。その人が 90年代をテーマに『 BANDAGE 』を作ってるんだから、しっかり文章にしてほしいところですよね? 歌詞は日本で ROCK をやることの複雑さを書いてて 味わい深いですよ。もしかしたら音楽誌ですでに書かれているのかな?



で、ここで取り上げるのは名曲『元気』ですよ。これキャッチーで 本当にいいです。カラオケで歌いたいですもん。なんで、これもシングルで出さなかったんでしょうね? 赤西ファン以外にも 売れますよ! ちょっと 最初は ささやきが小さ過ぎて、聞き取りづらいですけどw 誰かのマネになってるのかな? でも「♪ 元気だせよ ほら 元気 元気 WO WOW 」は 最高です。ジャニーさんが作った『はつうた』ぐらい直球だもんねw アレンジも元気があっていい! 赤西くんは『カウコン』で ぜひ この曲を歌ってくださいよ。みんなで大合唱でしょう!


「この映画がなぜヒットしなかったか?」を考えていたんです。だって、いい映画だし、宣伝にも力が入ってたみたいだし。でも、ほとんど 赤西仁 のファンだけって状況だったんですよね? たぶん、宣伝の仕方を間違えたんだと思います。ファン以外にアピールできなかった。例えば、私はバンドブームに思い入れのある人間です。そういう人間からすると 主題歌の『 BANDAGE 』はかっこよすぎるんですよ。バンドブームってもっとみっともない感じがあったし。映画にはその感じもでてるんですよ。そこで『元気』ですよ。絶対、受けた。話題になっただろうに。ジャニーズ・サイドが嫌がったのかな? もう少し 映画がわかる人がスタッフにいればいいんですけど…


いや、違うな。バンドブームは関係ないな。勘違いしていたよ。LANDS はバンドブームに乗り遅れたグループだ(それはミスチルも同じだけど)。ブルーハーツユニコーンブランキーBUCK-TICK、X、ジュディマリ、ピチカートV、フリッパーズフィッシュマンズ、ハイスタ、などなど、次々に新しいバンドが登場した 90年代のシーンをテーマにしてるんだ。で『元気』は ZARD だったり T-BOLAN だったりの ビーイング 系や、大事MANブラザーズ だったりのメガヒットの断片をつめた曲になっていると。だから、この映画は 90年代の日本の音楽シーンを、たった2つのバンドだけで描いてるってことだ。凄いな。


もうひとつ。アサコ の友だち ミハル のバンド、ハッピーズの『コンパス』。これもいい曲でした。金延幸子ユーミンスピッツ を混ぜたような。これもシングルで出せばよかったのに。もったいない! FM で流れてたら興味を持つ人がたくさんいたと思います。歌は ミハル役の 杏 なんですけど、うまいですよね。長瀬智也 のドラマ『華麗なるスパイ』にも出てましたけど、この人 渡辺謙 の娘なんですね。知らなかった。小林武史 の周りにいる情念系の人たちより 全然いいでしょう。



 

 

この曲、映画で2回流れていますよね? アサコが関わる前のライブのシーンと、アサコがマネージャーになってからのスタジオのシーンと。アサコ は私が育てたって感じで語ってるんですけど、ライブの時点で完成してますよね? それどころか、スタジオのシーンで ミハル は「♪ あなたを追いかけていったばかりに 道に迷ってしまった」と歌っています。今後が心配ですw