『野ブタ。をプロデュース』を最後まで見ました。とてもいいドラマじゃないですか! 亀梨和也 演じる 桐谷修二 は「この世はすべてゲームだ。そう思わないとやってられない」と言う高校生です。クラスの人気者でありながら、一方で「ガキが集まってるこんな中じゃ、マジになった方が負けだ」とも考えています。ところが、あるきっかけから彼はクールな存在ではなくなって行きます。
堀北真希 が演じるいじめられっ子 ノブタ の面倒を見るうちに、山下智久 演じる 草野彰 と共に ノブタ を人気者にするゲームを始めます。これがプロデュースです。しかし「周りはガキだ」と全能感を持っていた 修二 は次第に、一生懸命やることの楽しさや 失敗したときの悔しさを感じるにいたり、それまでの自分に疑問を持ち始めます。そして、あるきっかけから 人気者だった彼は クラス全員から無視される存在にまで転落します。自分を偽ることも 他人を偽ることもできなくなるんですよ。彼が成長して行く姿は 泣かせます! 見てない人は ぜひ!
さて、このドラマと言えば『青春アミーゴ』ですよね? このドラマでは 〆として 修二 の気持ちがモノローグで語られます。それが終わった途端に『青春アミーゴ』のイントロが劇的に始まるんですよ。これがいいんですよねー。と 言う訳で、そのモノローグを全部文字化してみました。人間関係をやり過ごすことしか考えてなかった 修二 がだんだん変わって行くんです。今回は1〜5話まで どうぞ。(すいません第4話抜けてました。修正しておきます。)
第1話。時々、俺 なんでこいつらとこんな大声だしてるんだろうと、猛烈に反省したりする。でも これもまたゲームなんだ。なら 楽しまなきゃ損だ。しかし、このときの俺にはまるでわかってなかった。この先の俺たちは 途方もなく暗くて深い 人の悪意というものと、戦わなければならないということに。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)
第2話。文化祭で思い出づくりなんていう奴のことを ひそかに笑っていたけど、この年の文化祭は特別だった。なにもかもが特別の身の毛もよだつような文化祭だった。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)
第3話。俺はショックだった。ノブタ や バカだと思っていた 彰 が あんなちゃんとしたものを作っていたことが… もの凄くショックだった。明日になったら教室は元に戻るだろう。ノブタ はまたいじめられて、彰 は相変わらず煩わしい奴で、俺は人気者で… それは絶対変わるはずないのに、俺は不安だった。なにもない自分が もの凄く不安だった。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)
第4話。(114の日が終わって)俺は ノブタ の上に花を降らせるつもりだった。人気者の 修二くん を投げ捨てても 降らせるつもりだった。それはたぶん あの2人が好きだったから。あの2人といる自分が好きだったからだ。そんなこと自分でも信じられないけど、そうなんだから しょうがないじゃんか。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)
第5話。俺は今 わけもなく思っている。負けたくない。人の幸せを素直に喜べねえ奴にだけは… 絶対に負けたくない。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)
第6話。(出勤する人の波を見ながら)この人たちも 悔しかったり うれしかったり 誰かを大事に思ったりしながら 働いているのかもしれない。人の心の中は 俺の想像をはるかに超えている。(♪ジャーンジャジャ ジャン ジャージャ ジャーンジャジャ ジャン〜)