ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ジャニコノ46. 草なぎ剛『帰って来たヨッパライ』

素晴らしい出来となった SMAP 19枚目のアルバム『 We are SMAP! 』。そのなかで一番話題となったのが、草なぎ剛のソロ『帰って来たヨッパライ』でした。小西康陽さんの編曲も素晴らしく、ライブで楽しく盛り上がれることが想像できる SMAP をわかってる曲でした。たぶん、作曲者の 加藤和彦さんを追悼する意味で 小西さんがだしたアイデアだと私は想像します。



この曲は以前「ジャニコノ40」で紹介した NEWS『星をめざして』と同じ方向の楽曲ですよね? 興味がある人は上の「記事一覧」から「ジャニーズ」をクリックして見てください。『星をめざして』はメンバーの未成年飲酒事件により活動を自粛していた NEWS が活動再開の最初に発表した曲でした。そして「♪ 一度死んでまた生き返る そんな魔法をかけられていた」という現実と虚構が同居する… というか、ストレートすぎる歌詞を直木賞作家 なかにし礼さんが書かれています。


帰って来たヨッパライ』は、もちろん、カヴァーですから、元々の作品に別の意味付けをしたことになります。草なぎくんが酔っぱらって「裸になってなにが悪い!」と叫び全裸で逮捕されたあの事件のことです。そして、「♪ オラは死んじまっただー」と今回歌ったわけです。これも死んで蘇る歌ですよね。しかし、NEWS のように「少年から大人へ」という「通過儀礼ソング」ではありません。これはなんでしょう? 


「裸踊りソング」と名付けてみました。草なぎ剛 はもう5万人の観客の前ですら、全裸でいることにも動じない。いや、ライブで裸になったわけではないですけど… そんな爽快感がこの曲にはあると思うんです。これは今までのジャニーズになかった曲です。例えば、もっと明るいアレンジで 山下智久『ゴメンネ ジュリエット』(ジャニコノ45)を 長瀬智也 が歌えるでしょうか? それぐらい凄いことをやったと思うんです。草なぎくんの今後の活動に期待します。