ハノイの日本人

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ベトナム株、反発。

ベトナム株の預金金利には上限が決められているんですね。いつからだろう? 昨年の12月に預金金利の引き上げ競争があり、そこでテクコムバンクが厳重注意を受けたようです。現在の上限は年間14%です。高いでしょ? でも、インフレがありますから、その分を差し引くと実質2%くらいですね。でも、だからって預金金利をがんがん上げるわけには行きません。だって、預かったお金をその金利以上で運用しないといけないですから。つまり、貸し出し金利の上昇に繋がるわけです。それは景気減速に繋がります(インフレ抑制にはいい?)。


下の記事にも出て来ますが、2008年のときはインフレ率が20%を超えていました。だから、そのときは実質マイナス金利だったわけです。そうなると、預金をやめて金投資に向かうわけですよ。最近は「自由市場における金地金取引の閉鎖」も検討されています。ベトナムの金融政策はいろんな特殊事情があって難しそうです。


◉預金金利、年間14%と上限設定
http://www.vina-finance.com/news/201103/04_008000.html
中央銀行の新規定によると、各信用機関はプロモーション、ボーナス金利を含む預金金利を年間14%以上引き上げることを禁止となる。(中略)いくつかの信用機関がボーナス金利及びプロモーション等で金利を17%〜18%まで引き上げたことにより2010年12月末と同じような金融市場の混乱が生じる可能性についての懸念が高まった。2010年12月末、テクコムバンクが預金金利を年間17%へ引き上げ、金利競争を引き起こしたことに対して、翌日に中央銀行は上限金利設定を発表した』


中央銀行、銀行の金利競争に介入(2010年12月10日)
http://www.vina-finance.com/news/201012/10_006863.html
『12月7日(水)、いくつかの銀行が預金金利を17%〜18%程度へ引き上げた後、ベトナム中央銀行は預金金利を14%以上に引き上げた銀行を監視すると発表した。(中略)水曜日の朝、テクコムバンク(Techcombank)が預金金利を年間17%以上へ引き上げた後、他の銀行の金利も年間18%まで高騰したが、中央銀行の警告が発表された後、当日の午後、テクコムバンクは引き上げ前の金利へ調整した。現在、大半の商業銀行はベトナムドン建ての預金金利を年間13%〜14%程度に設定している。現在の状況は、預金金利が年間19%まで上昇した2008年と同じように見えるが、2008年のインフレ率は20%に対して、今年の1月〜11月は10%程度であった』


◉ザウ総裁:金地金取引閉鎖には行程表が必要
http://www.viet-jo.com/news/economy/110303051836.html
ベトナム国家銀行(中央銀行)のグエン・バン・ザウ総裁は1日の記者会見にて、自由市場における金地金取引の閉鎖に関して「行程表」を作成し、マクロ経済と国民の心理に悪影響を及ぼさないよう配慮すると断言した。また、直ちに金地金取引を禁止することは無いと述べた』


3月4日(金)
ハノイ株式市場 90.93  +0.81(0.90%) 

  売買高2469万7596株/売買代金3685億1600万ドン

  4営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は134、下落銘柄数は151。

ホーチミン株式市場 459.23  +6.89(1.52%) *VN-index

 売買高2597万8170株/売買代金5458億9900万ドン

 3営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は114、下落銘柄数は90。海外投資家は買い越し。


◉世界株高を受けて売り圧力減少、インデックスはともに反発(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/110304021424.html
ホーチミン証券取引所は海外証券市場の上昇を受けて前日比プラスで寄り付く。第2節に入っても大型株を中心に買いが集まり、順調に上げ幅を拡大していく。第3節では大きな動きはなかったが、前日比プラスで取引が終了した』