ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

1ドル=76円25銭 を記録。

書くのを忘れていました。朝方、円ドルが過去最高値を更新しました。ただ、投機筋の仕掛けという見方もあり、長期的に円高になるとは限らないようです。であるなら、なおさら日銀の介入があるだろうと考えられ、76円を割ってさらにということはあまり考えなくていいように思います。


◉円が最高値更新、日本株は売り先行:識者こうみる
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20092120110317
『過去最安値を更新したドル/円の背景には短期筋の投機的な動きがあるとみられている。短期筋の売り仕掛けをきっかけにストップロスを巻き込んでいったという。ドル/円はアジア市場でやや戻しているが、マーケット関係者によると一度節目を割り込んだだけに下値めどはたてにくい。市場では、株安と円高の連鎖をふせぐためにも日本政府の為替介入が必要だとの見方が出ている。(中略)<ステート・ストリート銀行 金融市場部長 富田公彦氏>日本の保険会社が海外資産を売ってリパトリエーション(資金の本国還流)をやる、という観測をもとに投機筋が円買いを進めているにすぎない。保険会社の資産に占める外貨資産は1割もなく、実際にそんな動きはない』
 

◉なぜ今日のドル円は荒っぽい動きになったか?(広瀬隆雄)
http://markethack.net/archives/51707158.html
『NRC(米国核規制委員会)はもともと日本政府とほぼ歩調を合わせる勧告をしていたのですが昨夜、原子炉の状況が悪化しているという認識を深め、敢えて退避範囲を拡大したのです。これがニューヨーク市場の大引けに「米軍の要員にも適用される」と発表されたことから事態の深刻さが米国の投資家にもガツンと鈍器で殴られたように思い知らされると同時に、日本政府の見解とアメリカ政府の見解が真っ向から対立している現状が極めてアケスケに露呈したのです。(中略)影響地域の拡大はその範囲内に含まれてしまう住民に大きな不安を与えます。しかし逆の見方をすれば80Kmという数字は最悪のシナリオをも織り込んだ、最大範囲のラインがこれで確定したという意味を持ちます。それは不確実性がひとつ減った事に他なりません。またいままで(いつ来るか、いつ来るか)と待ち構えていた円のメルトアップもこれで実際に起こってしまったわけです。その結果は怪物的なデカいリバーサル(=相場反転)です。つまり相場的にも我々の心構えという面でもこれでひとつの区切りがついたと言えるのです』
 

◉これがリパトリエーションだ 長期投資家は世界経済の枠組みの変化を黙考せよ
http://markethack.net/archives/51706603.html
『いま我々の眼前に展開しているリパトリエーション絡みのパニック売りは以前に解説した通り、次のような特徴を持っています:1. リパトリエーションのパニック売りの局面では投資先の内容の良い・悪いに関係なく、とにかく全てが無差別に売られる 2.その場合、投資対象の値動きはその投資対象の中身の良し悪しではなく、流動性によって決まる  だからより大きい、流動性の高いマーケット(例えばFX→日本円、債券→JGB)に投資家は避難しようとします。(中略)逆に出来高の薄いマーケット(例:マザーズ新興国)は満員の映画館で誰かが「火事だ!」と叫んだときの状況を呈し、投資家全員が出口に殺到しようとするのです』