ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

近田春夫さんの提言に賛成!

高木完さんのブログに掲載された 近田春夫さんの文章を読みました。政府に対する「うまくいって当然、失敗したら許さない」という態度をやめて、アジアカップ決勝(ごめんなさい!「ワールドカップ」です)の PK戦のときのように、失敗しても責めない。「我々はあなた方とともにある」という気持ちでいようと書かれています。大賛成! 特にメディアは他に報道すべきことがあるはず。


◉メッセージ from 近田春夫(KAN TAKAGI blog )
http://blog.honeyee.com/ktakagi/archives/2011/03/26/from.html
『よく目にするのが『今、出来ること!』のスローガンだ。すこしでも余裕のある人ならそう考えるのは当たり前だ。では一体何をすればいいのか。著名人のコメントなどをみるにつけ------普段よくものを考えているようなひとでさえ------たとえ応援しか出来ないにしろ、どこにむかってしたらいいのか、明確な対象を見つけあぐねている感が強い。そしておそらく、我々大多数も、同じように持って行き場のない、しかし強い気持ちを抱えて、手をこまねいているのではないか。ならばである。僕は今、その気持ちを国、すなわち政府に向けてみてはどうかと思うのだ。国は、本当に未曾有のこの災害に、最終的な判断や責任を任されているのである。首相をはじめそれこそ命がけでことに臨んでいると思う。なのに世間は、うまくいって当然、失敗したら許さない、というスタンスを当たり前にとり過ぎていると僕は思うのだ。誰も応援なんかしやしない。褒めない。それでは上手くいくものも上手くいかないよ。今我々は物凄い敵と戦っている。野球やサッカーだって、そんなとき、それぞれがばらばらに動いては、いい結果にはならない。なすべきことは先ずシステムとしてチームとして一丸となることだ。それには------そのひとが誰だとして------リーダーの能力を最大限に発揮してもらうのが何よりの優先順位だ。このことは間違いないことだろう。なら、菅を励ませ! 枝野を褒めよう! 国を信じよう。みんなPK戦の応援を想い出してほしい。失敗した選手を誰が責めたというのか。そんな日本人は一人もいなかった。くどくど述べてきたが、もしやれることがみつからず、模索している人がいたら、頼みたい。それこそ、外国の首脳からのメッセージではないが、官邸に、「我々はあなた方とともにある」と、心のなかでもいいから、そう伝えてほしいのだ。本当をいえば、政府にいいたいこと、不満は山ほどある。だが、僕はそれは後にしよう。菅ジャパンは最大の敵と戦っている。いまわれわれのなすべきことのひとつは、サムライニッポンを信じて応援することなのではないかと思うのである。近田春夫



きょうは タンロン工業団地 の「ほたる食堂」で チーズかつ定食 を食べて来ました。最近のお気に入りです。ここに行くと『週刊文春』が読めるのですが、3月17日号の 近田さんの『考えるヒット694回』に以下のような文章がありました。


『 Kポップなどに比べて J ポップが華奢な印象なのもきっと、好んで使われるコードの響きと無関係ではない。ついでに申せば、何故この国にはミニマル構造の流行歌が全く育たないのか? コレもふくめ「 J ポップとはコード進行の問題である」。ついにそのような仮説に至ったのであるが、どうざんしょね?』


2月に私は『日本以外のアジアの国では HIP HOP の流れにある リズム を強調した音楽が大人気です。でも、日本では変わらずメロディが重視されてますよね? これってなぜなのでしょう? 近田春夫 さんならそのあたりを書いてるかな?』と書いたんです。この上の文章はそれに対する回答ですよね? そうだと思い込んで、ありがとうございます! で、さらに(笑)なぜ、特定のコードを好むのでしょうか? また、その源流なんていうのがあるのでしょうか?



宇多丸さんの『ウィークエンドシャッフル』でも マキタスポーツさんが、J ポップのコード進行でネタを披露されていました。近田さんには、ぜひ『 J-POP コード進行の源流』というような本を書いてほしい。細野さんや松本隆さん、京平先生にもインタビューして。それにしても『考えるヒット』694回って凄いですね。毎週、J-POP で批評文を書いてられる。衣笠なみの鉄人です。宇多丸さんのラジオで700回記念とかどうですかね? これまでの自信作ベスト10とか。