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Hey! Say! JUMP の新曲は『 K-POP is OVER 』なのか?

tama さんのコメントを読み、さっそく Hey! Say! JUMP の新曲『 OVER 』と『 愛ing-アイシテル』を観て来ましたよ! 素晴らしいですね。たしかに K-POP を意識した作品になってました。でも、K-POP のジャニーズ解釈ってだけではないような? もしかしてこれは!!!


OVER(初回限定盤1)(DVD付)

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まず『 愛ing-アイシテル』から。これは私にとって「ど真ん中」ですよ。めちゃめちゃいいですね。「アイデアイデ」という部分が K-POP でいう「フック」になっているんでしょうけど、そんなことよりもボーカルのミックスが素晴らしいです。全体的にも爽やかな仕上がりで、この夏一番聴きたい曲でしょう! ちなみにタイトルは 田原俊彦の名曲『エル・オー・ヴイ・愛・N・G』(1983年)からですね。トシちゃんファンだったお母さんにも教えてあげましょうw



次、問題作『 OVER 』。まずなぜ『 OVER 』というタイトルなのか?ですよね。Amazon では『無線通信等で “自分の話すことはこれで終了します。続いてそちらからどうぞ" という使い方で会話の語尾に「OVER」と付ける用語としての意味と、「それぞれが胸に抱えている悲しい出来事はこれで終わりにしよう』という意味の二つが込められています」と書かれてました。もちろん「大震災」を意識してはいるでしょう。でも、実は「 OVER 」って言いたいだけにも聞こえますよね? それに最後の「 Love is over 」はどういう意味なんでしょう?


で、考えてたんですよ。「 OVER 」の意味を。そしたら、こんなことを思い出しました。HIP HOP のファンにはお馴染みの話です。昔、HIP HOP 発祥の地は クイーンズ か サウスブロンクス かで抗争があったんです。いわゆる「ビーフ」ってヤツで、ラップでする悪口の言い合いです。その代表的な曲が『 The Bridge is Over 』です。「The Bridge」は「クイーンズブリッジ」という地名です。そこでは「相変わらずクイーンズはニセモンばっかだね」とラップされています。この解釈で行くと『 OVER 』の意味もかなり違ったものになって来ます。


◉「ヒップホップ」発祥の地をめぐっての抗争
http://hiphopflava.net/article_beef_01.php
『ヒップホップがクイーンズから始まってるって?そんなデマをブロンクスで口にしたら生きて帰れないかもよ?なぜなら、お前がいるのはサウス・ブロンクス、サウス・サウス・ブロンクス‥』



つまり、K-POP を意識してつくられた Hey! Say! JUMP の『 OVER 』は、K-POP に向けて「お前らはニセモンだ!」と宣言した曲と考えられるんです。そして「 ♪ フラついてんなら Stand by you 」というのは「 きみが K-POP にフラついてるのなら、僕がそばにいるよ」って意味でしょう。わざわざ片言で歌われた「ボクラハ・イツデモ・デキナイ・コトナド・ヒトツモ・ナイノサ」というのは「 K-POP のヤツらに出来ることなら、僕らにだって出来ますよ」という世界に向けてのメッセージになります。


だから、最後の「 It's over. Love is over.」を私が訳すとこうなります。「It」を「K-POP」と訳し「 K-POP は終わった。K-POPへの愛も終わった」です。もちろん、ここまで言われたら スーパージュニア も黙っていないでしょう! アンサー待ってるぞ。OVER  


とにかく、この曲はそんなことを抜きにしても素晴らしいです。Hey! Say! JUMP が見せてくれた成長をうれしく思います。みんなで応援しましょう!