ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナム株、閑散。

ベトナム株の売買代金は今年最低を記録したそうです。閑散に売りなし… そんな言葉もありますけど。下の3つのニュースはそれぞれ興味深いですよ。まず、上の2つを見てください。インフレ抑制のために基準金利を上げているのですから、貸し出し金利も当然高くなっています。「でも、インフレ抑制もそろそろいいんじゃないか?」という話がされているのでしょう。


まだ少し早くないですか? インフレ熱が引いたようには感じないんですよ。3つ目のニュースのリンク先にある図表には、マネーサプライ(M2)が前月比で+1.25と出ています。厳しい引締めをしてるはずなのに不思議ですよね? ドルでの貸出が増えているようです。お金の流通量が増えてるということは、インフレ抑制にとってはマイナス要因ですよね? そのあたりについての解説が欲しいな。


◉国会常務委員会、銀行の貸出金利高止まりを懸念
http://www.viet-jo.com/news/economy/110702101704.html
『国会常務委員会は30日、2011年上半期の経済社会発展計画の実施状況について政府から報告を受けた。第2四半期、特に6月になって明るい兆しが見えているものの、多くの委員が銀行の貸出金利の高止まりが経済活動に及ぼしている影響に懸念を表明した。30日付ダウトゥ紙(電子版)が報じた。政府報告によると、上半期の歳入は前年同期に比べ22.8%増加しており、年間計画の55%を達成している。各省庁・地方政府・国営企業が80兆5500億ドン(約3222億円)の公共投資を削減したことにより、全社会投資額は前年同期比7.2%減となり、インフレ抑制に大きく貢献している』


◉オープン市場(OMO)の金利は14%に引き下げ=7月4日から
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=hot&sid=29252
ベトナム国家銀行(中央銀行)の幹部はこのほど、公開市場操作を通じる金利が15%から14%に引き下げられたと発表した。この決定を公布された主な理由は各商業銀行の流動性が安定になる傾向のほか、最近の政府の債権発行が成功に終わり、年利が12%〜13%だったことが挙げられる。なお、5月17日に、オープン市場(OMO)の金利は15%に引き上げられた』


◉6月20日まで、ドル建て貸付成長率は前年末比+23.47%
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=hot&sid=29250
『6月29日に発表された政府の報告によると、年初から6月20日までに、ベトナムドン建て貸付成長率が前年末に比べわずか2.76%の上昇に対し、ドル建て貸付成長率は前年末に比べ23.47%の上昇となった。この現象が起きた主な理由はベトナムドン建て貸付金利が高止まりしているので(現状の金利が18〜20%)、ほとんどの企業はドルの借入金を行う傾向が強いと見られいる』


7月4日(月)
ハノイ株式市場 73.01 +0.25(0.34%) 

  売買高1899万5740株/売買代金2141億1300万ドン

  3営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は138、下落銘柄数93。

ホーチミン株式市場 425.42 +0.13(0.03%) *VN-index

 売買高1530万7620株/売買代金2625億6800万ドン

 3営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は83、下落銘柄数は115。海外投資家は売り越し。


◉HNXの売買高が1800万株に留まる、インデックスはともに反発するも低調な相場続く(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/110704023953.html
ホーチミン証券取引所は先週末の流れそのままに前日比マイナスで寄り付く。第2節に入ると下げも一巡するものの、市場参加者が少ない、反発するだけの力は乏しく、前日比マイナス圏で推移していく。第3節では若干の買戻しが主力株を中心に集まり、下げ幅が縮小したことでVNインデックスは前日比プラスで取引が終了した。低調な売買高が続き、値動きも狭いレンジでの揉みあいとなった』


◉インデックスは反発も、売買代金は今期ワースト1と商いは振るわず(マネーベトナム
http://www.moneyvietnam.com/index.php?option=com_news&op1=market&sid=29251
『週明け4日のベトナム株式市場は、先週までの地合いに大きな変化もなく軟調な相場が展開された。インデックスは有力な手掛かり材料に乏しい半面、下値を模索する悪材料も見当たらないなかでこう着感が漂い、前日の終値を挟んだ狭い水準での値動きとなった。国内では、ズン首相が個人所得税免税法案を承認(詳細はトピックスにて)したことなども伝えられたが、相場を刺激するまでには至らなかった。ただ、VN‐インデックスは売り一巡後には、徐々に下げ渋る動きに。時価総額上位銘柄の一角が反発した事で、指数は引けにかけて反発となった』