STEREO JAPAN。このグループが成功するのかどうかは注目したいですね。下の記事、面白いインタビューであることは間違いないんですよ。ディレクターの方は極端な話し方をされていますが、間違ったことも言ってない気がします。でも、なんか乗れないw いや、実際にライブに行ったら、理屈抜きで音にやられるかも知れないけど。だから、体験する前の感想を書いておきますね。まずはリード文とインタビュー部分3つ。
◉アイドル・ヲタクをEDMで解放せよ!!ーーSTEREO JAPANディレクター・水江に訊くEDMアイドルの真意とは?(西澤裕郎)
http://ototoy.jp/feature/2015051405
『「海外EDMマナーに則ったアイドル(小学生メンバーも複数!?)がデビュー決定」というニュースを公開するや否や、賛否両論、話題を呼んだアイドル・グループ、STEREO JAPAN。普段はSTEREO TOKYO、STEREO OSAKAとして東西で活動しているアイドル・グループが、このプロジェクトのために合体。海外のようにサビのないDropを聴かせるEDMと、日本独自のカルチャーであるアイドルを組み合わせ、本格的なサウンドで殴り込みをかける。マスタリングはavicii、David Guettaなどを手掛けるフランスのスタジオCOLOR SOUND。一体このグループは何なのか? 2回の特集で彼女たちに迫っていく。第1弾となる今回はディレクターの水江文人へのインタビューを掲載。デビュー・シングルを先行配信する。果たして彼女たちは本物か? その耳で確かめてみてほしい。』
『水江:アイドル・シーンって、アイドルが腐るほどいるじゃないですか? だから、とっかかりの部分でテーマが絶対必要だと思ったんですよ。ただ、コラボレーションの部分で縛りすぎちゃうと、その後の縛りがキツくなりすぎて、にっちもさっちもいかなくなる。そういうなかで唯一遊べるのが音楽の縛りだと思って。そこで何か音楽のジャンルをくっつけようと考えたんですけど、あらかたやっちゃっているじゃないですか? ロック、ポップスはもちろん、HIP-HOPもメタルも、秋葉原のゲーム音楽みたいなのもある。そう考えた時に、EDMが残ってるじゃん!! って。たまたまうちの会社でクラブ系のアーティストのプロモーションをしている担当者がいたので、一緒にEDMのイベントに行ったらすごくチャラい光景が広がってて「最高だな!!」と思って、いっぱい写真撮ってこれにしようって決めたんです』
『水江:もともと以前からポップスを書いてもらっていた作家さんがいて、その人が別名義のユニットでドラムンベースの曲だったり、それこそワンボックスに近い曲をやっていたので、その人にお話をしました。最初は普通のアイドルの曲だと思っていたみたいで、Aメロ、Bメロ、サビっていう展開で、音色をEDMっぽくしたものを10曲くらい送ってきてくれたんですよ。でも、「全部違いますね」「サビをなくしましょう」って言って直してもらって(笑)。「Endless Dokidoki Mode」に関しては、普通にいい内容で歌詞を書いてきてくれたので、もうちょっと意味のないもの、例えば〈あなたに会いたい〉みたいな中身のないやつをお願いしますって言ってダメな方に書き直してもらいました(笑)。リード曲の「Electron」は、コテコテのビッグルームにしようと思って作りました』
『水江:僕が本人たちに言ってるのは、きちんと歌うとか踊るとかはわりとどうでもいいって。最終的に、お客さんがその場に来て楽しかったらなんでもOK。音が切れてもいいし、楽しいと思うんだったら、極端な話、お客さん殴ってもいいしって。そこは、こっちが頭下げれば済むことだから。楽しい空間を作ってほしいってことを言っています。君たちはアイドルでも歌手でもなくて、エンターテイナーだから「楽しいが正義です」って話はずっとしてますね』
なぜ乗れないかわかりました。この人、アイドル・カルチャーへのリスペクトがないんですよ。「アイドルでも歌手でもなくて、エンターテイナー」と言い方もされています。エンターテイナーというのはそんなに簡単になれるものなんでしょうか? いや、メンバーのトークで求心力を持たせるのが難しいから、まずはディレクターがキャラ立てて注目を集めるって手法ではあるかも知れないですけど。
たぶん、増えはじめているEDMのフェスに出演できるアイドルっていうのがコンセプトなんだと思います。なるほどー それはうまい。BABYMETALがロックフェスやメタルフェスに出演することで成功を掴んだように、このグループも成功するかも知れません。でもなあ、私は STEREO JAPAN より、アリスインアリスの方に興味津々ですよw この2つ(株)つばさエンターテイメント傘下の別事務所らしいです。
現在、アイドル・ブームはむりやりでも継続しているようですが、上でAKBが蓋をしており、実際には人気で上回った ももクロは頭打ちに見える状態に置かれています。BABYMETAL がそこを突き抜けたとは言え、他が真似できるものではありません。いろんなグループは登場していますが、それにより熱も拡散することでしょうし、難しい状況ではありますよね。
こうなってくると、今年の3月に活動休止した Berryz工房の勝ち逃げ感が、徐々に強まって来ますよね? 散々ぽっと出のアイドル群に威圧感を与えて、さっさと舞台から降りてしまったわけです。いないことで存在感が高まっていると感じるのは私だけでしょうか? モーニング娘。'15のライブが観れてたら、もう少し明るい気分でいれたのかな?