ハノイの日本人

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西成に行く前日、東浩紀の講演『ダークツーリズム以後の芸術』に行ってた。

京都造形芸術大学の大学院学術研究センター公開講座『ダークツーリズム以後の芸術』に行ってきました。司会は浅田彰、講演者は東浩紀。東さんはダークツーリズムという概念の説明や、最近発売された『ゲンロン3』の特集『脱戦後日本美術』のために韓国のDMZプロジェクトを取材された話をされていました。


ゲンロン3 脱戦後日本美術

ゲンロン3 脱戦後日本美術


ダークツーリズムについては、東さんを中心にして福島原発観光地化計画を以前に提案されていました。災害被災跡地や戦争跡地を観光地化することで(資本主義化することで)、人々の関心を維持して行こうとするものです。日本で一番わかりやすい例は広島の原爆ドームですよね。


『ゲンロン3』は家に帰って来たらポストに届いていました。まだ読めていません。ですが、この講演を聴いた次の日に西成に行ったのです。西成はある意味日本の問題を濃縮した場所でしょうし、そこに宿泊費が安いという理由にしろ観光客が押し寄せてるというのは、ダークツーリズムという視点が活かせる場所なのかもしれません。ただの観光客である私も少しずつその場所に関心を持ち始めているのです。