この週末、批評再生塾の佐々木敦先生が京都に来られました。紅葉の季節の京都は地獄ですよ。そこそこ美味しい飲食店はどこも行列。その中華屋に2時間並んで食う程の価値がるのか? バスの中から眺めてました。そのバスも超満員。大変ですよ。引っ越しでタクシーを使おうと土曜日何度も電話したんですけど、どこも繋がらず。月曜日まで待つことにしました。
まず土曜日は京都造形大学内の春秋座で『YUKIO SUZUKI projects 『堆積 -Accumulations-』】』。鈴木ユキオさんの舞台は、私は初めて体験、緊張感のあるステージでした。下の動画で観てください。バレエのコンテとかだったら NHK BS でたまに観たりするんですけど。こういう舞台は初めてだったんです。アフタートークでの佐々木さんがされたインタビューを聴いてやっと少しわかるって感じ。ステージで使われてた音楽なんだっけ? 忘れないようにと思ってたのに。あと造形大の1階にあるカフェ『ヴェルディ』の鹿肉のキーマカレーは気になるな。1300円。
◉鈴木ユキオが「微分の堆積」を完全リメイク、関連トークも
http://natalie.mu/stage/news/247636
『YUKIO SUZUKI projects「堆積 -Accumulations-」が、11月25・26日に京都・京都芸術劇場 春秋座 特設客席で上演される。鈴木ユキオが振付・演出・出演を手がける本作は、昨年2016年に東京・シアタートラムで初演された「微分の堆積」の完全リメイク作。鈴木がアメリカ・ニューヨーク滞在中に、スベトラーナ・アレクシェービッチのインタビュー集「チェルノブイリの祈り―未来の物語」に出会ったことをきっかけに生まれた。鈴木が抜粋テキストを読み上げる音声が淡々と流れる中、鈴木ら男女5人のダンサーが、無邪気かつ力強いダンスを繰り広げる』
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きょうは錦林車庫前のライブハウス「外」で佐々木さんの出版記念トークショー2本立てに行ってきました。第一部は哲学者の青山拓央さんと『筒井康隆入門』。筒井康隆は『文学部唯野教授』とか『日本以外全部沈没』しか読んでいません。正直、あんまりいい印象がなかったんですよね。青山さんが言われるように出会いがよくなかったパターン。もちろん、映画やドラマでは観てる物も多いんですけど。青山さんの筒井愛もあり面白いトークを聴くことができました。熱心なツツイストの人もいて質問されてましたね。1部だけでも結構疲れました。2時間強。聴いてるだけだけど。
休憩時間には「外」のカレーを食べました。500円。2部出演の小説家・福永信さんはカレーの大推薦でトークをスタートw 第二部は『新しい小説のために』ですが、前半は筒井康隆について話されてました。やっぱ巨匠なんだな。後半は山下澄人さんへの評価を巡って熱い議論を展開されてました。読まないとな。そう言えば、休憩時間にかかっていた音楽が気になってスタッフの方に聴いたんです。竹村延和でした。先月のライブやはり行くべきだった。
最近、再生塾の課題書けてないんですけど、きょうのトークを聴いてて黒沢清回は書ける目処が立ちました。『散歩する侵略者』の呪いで、ずっとそればっかり考えてたんですよ。タイトルだけで笑わせてやる。もちろん謎解きだけで終わらないようにしなきゃだけど。きょうも「謎解きだけではつまらない」と佐々木さんに釘を刺されましたし。終了と同時にまずは新居へ帰宅。そして明日、実家取り壊しの下見に業者が来るので掃除をしに帰宅。来月第一週くらいには引っ越しを完了させないとな。まだ仕分けが済んでない書籍が結構ある。