ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ライブハウスは音響で映画館に勝てないのか?

 

相変わらず「音像」について考えています。でもこの「音像」という言葉は、60年代くらいからあった、現代音楽で使われたその言葉の意味とはかなり違ったものだとわかりました。私がいま言ってる「音像」は基本的に動かないものです。楽器や打ち込みの音はその場で動かないんです。なので「デザインされた音」と表現したように、それぞれの音の配置が決まっているように聴こえる。さらに、ボーカルはその音から浮き上がったように聴こえます。バックトラックが透明になったみたいにボーカルに干渉しないのです。私が J-POPについて不満を述べてたのは、バックトラックとボーカルが干渉しあって濁る感じが古臭く感じるということでした。具体的には K-POPより古臭く感じると。最近では RIRI のこの曲を聴いてわかるように、新しいサウンドで聴かせる曲も登場しています。イヤホンで聴いてみてください。

 

 

さて、以前シネコンの音がよくなったからサントラが売れる映画が増えたと書きました。私の実感を元に書いたんですけど、調べてみたら実際にサウンドシステムが飛躍的に向上してることがわかりました。ドルビーアトモス という多次元音響システムが新しいシネコンには導入されているそうです。私の実家から歩いて30分ほどのイオンシネマ桂川はそれが導入された映画館だったのです。知りませんでした。音に浸される感覚は技術革新によって達成されていたのです。

 

http://u-note.me/note/47502993

https://www.dolby.com/jp/ja/technologies/cinema/dolby-atmos.html

ドルビーアトモスではサウンドがチャンネルから解放されます。これによってアーティストは、特定のサウンドを「音声オブジェクト」と呼ばれる個別の実体として扱うことができます。この音声オブジェクトは、サウンドトラック制作者が、特定のチャンネルに閉じ込めることなく、映画の3次元空間内のどこにでも正確に配置したり移動したりできます。もちろん、アーティストは必要に応じてチャンネル機能を引き続き使用することもできます。すると、ドルビーアトモスシネマプロセッサーが、映画の多数の前面、背面、側面、天井のスピーカーのどれを使って、このリアルな動きを再現すればよいのかを判断します』

 

じゃあ、このドルビーアトモス をライブハウスに導入すれば、素晴らしいサウンドのライブが体験できるのでは? もちろん、そのまま使うことはできないかもですが。ちなみに Netflix にも導入されてるようです。ドラマ『メンタリスト』とかシーズン4あたりから、やたら音いいですもんね。