ハノイの日本人

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孫崎さんがウクライナ戦争に外交の道はあると断言。

 

 

軍事評論家の孫崎享さんにビデオニュースの神保哲生さんがインタビューされています。テーマはもちろんウクライナ問題です。プーチンが戦争を起こしたことは、もちろん酷いことであるが、ヨーロッパで NATO拡大を進めてきたアメリカにも大きな問題があると話されています。ウクライナを後押しするアメリカが、この戦争を長引かせている。そして、米軍産複合体がぼろ儲けしていること、その一方で、これまで世界に影響力を及ぼしてきた G7が、大きく影響力を落としていることを指摘。歴史のターニングポイントになると話します。

 

アメリカはウクライナ戦争を長引かそうとしているが、EU や米金融業界は大きくダメージを受けそうだと話される。そして、孫崎さんが一番強調されたのは、この戦争を外交によって終わらせようと提言するリベラル勢力がいないことでした。孫崎さんはそれが可能だと断言されています。それを考えないから、中国が戦争を起こすことを想定し、日本は防衛費を倍増させねばという発想になっている。両国が譲歩できる着地点は必ず探し得ると話されているのです。これは希望の持てる発言ですね。ぜひ観てください。

 

 

結局、アメリカ次第なんですよ。でもアメリカだって盤石ではありません。孫崎さんが話されたアメリカの話は、以前紹介した田中宇さんの分析と重なります。今回の戦争によってアメリカ側と非アメリカ側の対立が明確になり、結果、ドル基軸性が弱体化するという話です。それは既に起きています。今までのように米国債は売れないのです。また、米株式市場を観ても、景気後退がはっきりと語られ出しています。金融引き締めは難しい。その中でインフレにどう対応して行くのか? このインフレも戦争と関係している。戦争を続けることは本当に可能なのか? 日本もアメリカの兵器にお金使うより、景気対策にお金を使った方がいいのでは? さっさと安倍元総理を逮捕すればいいのに。

 

田中さんの記事では、有料になりますが『ドイツの失敗』という記事も面白かったです。EUを牽引するはずのドイツがダメになっているという話です。あとこれは話題になったのかもしれないけど、日経ビジネスに載ったフランスの歴史学者エマニュエル・トッドさんのインタビューも面白かったです。この方も、もう何だって起こると話されています。