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京都サンガ、もう1歩届かず。神戸に敗戦

 

 

天皇杯に勝ち残っている神戸は、水曜日 J2熊本と対戦。120分を戦い PK までもつれ込み敗戦、疲労もある。だが土曜日に首位マリノスが柏に敗戦。勝ち点を取れば首位に返り咲ける試合に。京都は昨シーズン J1入替戦を戦った熊本の勝利に続きたいところ。心配は怪我で手薄なセンターバック。しかし井上選手が怪我から復帰。スタメンの麻田選手、イヨハ選手と合わせて間に合いました。

 

最近、京都のサッカーが変わってきたと感じます。みんな落ち着いてボールを運べるようになっている。この試合でもいい攻撃を見せてくれると期待しました。前半6分いきなり GKク・ソンヨン選手のキックからチャンスが生まれます。豊川選手がヘッドで相手最終ラインの裏にボールを送ります。相手左サイドバックに入った初瀬選手がボールを収めますが、しかしクリアミス。

 

その力ないボールを原選手がそのままペナルティエリアギリギリに沿って中央に持ち込みシュート。相手選手に当たりコースが変わってゴール。1−0。原選手は3戦連続のゴールとなりました。

 

前半プレスが効いてる時間、京都には何度もチャンスが訪れました。12分豊川選手のコースを狙ったシュート。これはGK前川選手が左手1本で止めています。惜しかった。

 

しかし、その数分後、神戸にやられます。18分、相手GKからのボールが京都最終ラインの裏めがけて飛んできます。麻田選手がなんとかヘッドで当てるも、サイドに転がったボールを左ウイングの汰木選手が受け、早めに中へ放り込みます。それが前の選手の死角になってた武田選手に当たり、相手の川﨑修平選手にこぼれます。ゴールが決まり1−1同点。

 

どうでしょうね。スタジアムで観ていて、アンラッキーな失点に観えました。しかし、この失点の原因を追求しないと、上位に行けるチームにならない気もします。この得点が神戸の気持ちを楽にし、勝負を左右した気がします。

 

京都は上位との対戦では、最初から3バックの方がいいのではないか? もちろんこの試合ではセンターバックの枚数が足らないので、無理ではあるのですが。ディフェンシブと考えずに、福田選手や左サイドバックで起用された三竿選手、佐藤選手の攻撃力を活かす戦術としてです。

 

でもこの時点では、まだ試合が終わったわけではありません。何度も言いますが、前半ゲームを優位に進めたのは京都です。26分センターサークル内でフリーになった武田選手から、相手最終ラインと駆け引きし、センターバックと左サイドバック初瀬選手の間に走り込んだ豊川選手に浮き球でパス、豊川選手はそのボールを中に折り返す。内側に走り込んだ原選手がシュートを打とうとしますが、相手DF 山川選手が身体を投げ出しブロック。

 

しかしまだボールは死んでいません。こぼれたボールが松田選手の前へ。だがそれもプレスバックした山口選手が防ぎ、京都のチャンスは潰えます。守るとなると神戸の方が上手だと感じました。

 

33分にも川﨑キャプテンのヘッドでのシュートがありましたが、これは惜しくもGK前川選手を越せず。相手陣内での京都のプレスが効いており、34分、35分にもシュートチャンスはありましたが、ゴールは割れず。そして今度は神戸の逆襲をくらいます。40分、京都ボールに神戸の選手が連動したプレス。

 

サイドバックの酒井選手がボール奪取。カウンターが発動。右サイドに出た大迫選手にパスが渡り、追い越すように中央を走り抜けた佐々木選手にパス。佐々木選手はシュート? ファーに走り込む選手へのラストパス? しかし麻田選手がなんとか触り、ボールはギリギリゴールを逸れる。47分には松田選手のシュートもあった。福田選手のクロスをフリーになっていた松田選手がダイレクトでシュート。これも前川選手がブロック。前半終了。

 

 

1−1で迎えた後半。神戸が先に手を打ちます。1枚イエローもらっている汰木選手に代えてパトリッキ選手を投入。前半から飛ばしている福田選手に試練が訪れます。神戸は早い時間に得点することを狙いラッシュをかけます。京都が明らかに押し込まれる時間。そしてサイドからの仕掛けでパトリッキ、大迫とシュートが続きます。

 

52分、最終ラインでボールを左サイドバックの初瀬選手に送り、初瀬選手が大きな弧を描くようなボールを京都の大きくあいた最終ライン裏へ。そこに猛然と走り込むパトリッキ。一旦は置き去りにされた福田選手がなんとか追いつき競るも、片腕でブロックしてパトリッキがシュート。見事なゴールでした。福田選手、位置どり、反省ですね。

 

 

ここで勝負ありでした。交代で入った左サイドバックの佐藤選手がエンドライン付近までドリブルで持ち込みチャンスを作ったシーンなどもありましたが、勝ち越してからの神戸はリスクを負わず、前線の選手に攻撃を任せて試合を締め括りました。

 

厳しい試合でも勝ち抜く強さがいまの神戸にはありますね。この試合で勝利して首位に返り咲いています。残り8試合。同じ関西のチーム、優勝を狙って最後まで頑張ってほしいですね。未月とトモニ。