ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

バンコクでの出来事。奈良美智など。

6月10日〜16日まで日本代表を追いかけてバンコクに行ってました。Air Asiaで行ったんですけど、それはまた別に書きます。

6月10日(火)
国立競技場の前にあるムアポン・マンション(安ホテル)の受付で日本人女性2人組に出会う。なんてことだ! 試合会場が国立でないことを教えてもらう。あわててネットで調べたら、JTBで売ってることがわかった。JTBは例のパッポンロードのある駅から近くでしたよ。

6月11日(水)
サイアムパラゴンというブランドショップが入ったショッピングモールのフードコートで昼飯を食べてからJTBに向かう。ずいぶん迷ったがなんとか到着。100バーツ、3ドルほどでゴール裏の席が買えた。他は売り切れらしい。
その帰りに駅前のスタバで休憩。隣のオタク少年がネットを使っていたので観察していると、どうやら1時間にいくらか支払っているようだ。なにやらカードを見ながらパスワードを打ち込んでいる。で、ホテルに戻ってノートパソコンを取り、スタバに向かった。な、なんと、1時間150バーツ! 自分のパソコンを持ち込んでwifi 使うだけで150バーツ! 代表戦を観るよりも高い! タイには孫正義が必要だ!

6月12日(木)
昼頃起きてジム・トンプソンの家に行った。この人はタイ・シルクで財をなしたアメリカ人建築家で、アジア各国で収集した骨董、陶器のコレクションでも有名らしい。ホテルのすぐそばにあるのだけど、門の前に立って驚いた。奈良美智の絵が正面に飾られていたからだ。

あの絵はシルクでできていたのか? いや、違った。日本とタイとの交流事業で展示会が開かれていたのだ。絵はそのポスターだった。なかで本物を見たが、この有名な絵にタイで初遭遇するなんて、ちょっと得した気分だ。他にもタイのアーチストや、森村泰昌小沢剛の作品が展示されていた。やはり、森村作品はインパクトあるなあ。笑った。
東急百貨店で下着を買ったりする。夜になってホテルに戻ってくると受付で日本人男女3人組と遭遇。日本福祉大学の学生さんで、現在は交換留学でマレーシアにいるという。いいなあ。もちろん、サッカーを観に来たそうだ。お互いの情報を交換。一緒にタイ風しゃぶしゃぶを食べに行く。23時からは恒例となったホテルの人たちとユーロ観戦。きょうは先程の大学生いとうくんも一緒だ。ドイツVSクロアチア。好ゲーム。

6月13日(金)
昼頃ゆっくり起きて、ホテルの食堂で飯。外にでたら向こうから見慣れた顔が。日本代表の応援団ウルトラスの山崎さんだ。目の前にある国立競技場はドイツW杯出場を決めた場所であることを思うと、なかなか素敵な偶然だった。あの北朝鮮戦は無観客試合。ウルトラスの人たちは競技場のゲートの外から選手に声援を送ったのだ。山崎さんは私が制作し昨年出版した「日本サッカー狂会」(国書刊行会)にも出演していただいた。「なんか怪しいタイ人が寄って来たかと思いましたよ」だって。オレ、そんなにヘンでした?

日本サッカー狂会

日本サッカー狂会

もちろん、今回の予選も全試合参戦の山崎さんから、アウェイ・オマーン戦の苦戦理由が試合時間であったことを聞かされる。暑さが和らいだ後半の最後の方は明らかに動きがよくなっていたそうだ。テレビの放送時間のために選手に犠牲を強いるいまの状況について意見を交わす。あと、旅費の捻出が大変なので原油高はなんとかして欲しいとのこと。まったくである。秋の最終予選までに原油価格が暴落することを願う。
そのあと私はタイ発で起こった97年のアジア通貨危機について調べたいと思い、伊勢丹紀伊国屋書店に向かう。2冊購入。5千円弱、、、、お金が飛んで行く。バンコクは大都会なんだけど、そのせいかお金を使う機会がやたら多くなる。
ホテルの食堂でタイ料理を食べていると日本人の女性と相席に。以前にラジオNIKKEI にいた方の同僚だそうだ。会社を移る前に旅行中とのこと。秋葉原ムエタイを習っているんだって。

6月14日(土)
きょうはいよいよタイVS日本。うーん、こちらの人たちはまったく興味がないらしい。タイ人にとって日本は雲の上の存在で、まったく勝負にならないだろと言っている。日本代表にも格上らしい試合をしてもらいたいものだ。

結果はご存知の通り快勝! 中村憲剛のゴールにはグっときたね。しかし、寂しい入りだったね。半分くらいかな。日本のゴール裏は入ってたけど。