ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

日本語教師とは?

きょうは初心者日本語教師のための集中講座1回目を受けてきました。午前中の授業なのでキツかったです。しかも、昨夜はハノイツーリストのビル工事がパワーアップ、騒音に加えて、振動までプラス。ほとんど眠れませんでした。なんとかしてー!


授業に来ていたのは私の他に、日本人の定年退職後教師の男性2人、そして、すべて女性のベトナム人教師&大学生7人でした。ここでも、男は日本人、女はベトナム人という構成。出会い、出会いの毎日です。先生はモンゴルで8年も教えていたという日本人男性でした。さすがに手慣れた授業でした。毎週土曜日、計5回の講座です。授業料は3000円ほどです。


授業ですが、いくつか発見があったので行ってよかったです。週2回受けている英会話の授業方法についても、いろいろ考えさせられました。以前のイギリス人教師はどうやら大学で教育学を専攻していたようです。彼はきょう教わった応用編の授業方法をいくつか取り入れていました。例えば、グループに分け、ゲーム形式で競わせるようなやり方です。「グループごとに、ハノイを表現する形容詞を書き出しなさい」というようにです。私自身は、「みんな、そんなにムキになって勝ち負けを競わなくても…」と引いていたのですが、これはそうやって授業に活気をもたらすテクニックだったようです。


さて、夜は日本語会話の授業でした。きょうは気合いを入れてのぞみました。先週、日本語能力試験2級の模擬テストで、まったくできなかった生徒たち。400点中240点取れば合格なのですが、みんな150点前後しか取れていませんでした。そこで、「ドラゴン桜」的な試験対策をやったわけです。もちろん、マンガの内容はおぼえていません。私の過去の受験経験から得た方法を教えてきました。


私はセンター試験の第1回目を受けた年代なのですが、その後も2回受験していますw ですから、マークシートの問題は結構得意なんですよ! 特に現代文は満点を取っていました。代ゼミでは「出口王仁三郎の曾孫」という先生に習っていたんです。知ってますか? 京都が誇る大本教の出口さんですよ! お筆先ですよ!


日本語能力試験の配点は、「文字・語彙」100点、「聴解」100点、「読解・文法」200点です。回答はすべて4択のマークシートです。確率的には全部同じ数字にマークすれば、400点の4分の1で100点は取れることになります。あと、残りの140点を実力で取りさえすればいいのです。私は言いました、「文字・語彙」と「文法」で満点を取ってください。これらは暗記すれば点が取れる問題です。頑張りさえすればいいのです、と。


ちなみに、2級を教えているのは私とベトナム人の先生ですが、「文字・語彙」と「文法」を教えてるのは彼女だったりしますw もちろん、私だって真剣に教えますよ。でも、「聴解」なんて、早口でわけのわからないことを言い出す時もありますし、聴き取れないこともあるでしょう。彼女たちが点数を計算することはできないはずです。「聴解」や「読解」は頑張っても、できないときはできないのです。だから、他で点数を稼いで、リラックスした状態でこれらを解けばいいのです。


本番は12月です。それまでにどれだけレベルアップさせることができるでしょうか? 例えば、私が英語教師にそんなことを言われたら、「できるわけねーだろ!」と言って解任を要求するでしょう。しかし、生徒たちはやる気になったようでした。「きょうの授業は面白かったです」と言ってもらいました。本当に素直な子たちで泣かせます。がんばれー!