ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

きょうも英会話学校をさぼってしまいました。

実はこの2週間、英会話学校に行ってません。きょうは行く気まんまんだったのに、夕方になって、なんだかドヨ〜ンとした空気に包まれ、行くのをやめてしまいました。日本語教師の講習会でも習いましたが、語学教育では生徒に自信を与えていくことも重要だそうです。自信がなくなると、挫折する生徒が多いそうです。私ですw


理由はいろいろあるのですが、やっぱり、日本語教室のみなさんのネガティブキャンペーンに屈したというのが大きいです。英会話学校は火曜日と木曜日に通っていたのですが(はっ、過去形になってる!)、それらの曜日には日本語能力試験2級を受ける子たちのクラスがあります。私は土曜日を担当しているのですが、火曜日と木曜日も担当して欲しいと言われていました。


でも、それを断り、英会話学校に通っていたわけです。ところが、不動産事業を会社がはじめるにあたり、また、英会話学校をやめろと言ってきました。仕事を本格的にはじめるのなら、英会話もやめる必要があるかも知れないと思ってしまったのです。それに加えて、wakita-A は英語がへたくそだと言われだしたのです。なんかニヤけた感じで、「先生は英語がうまくなりましたか?」みたいに言ってくるのです。生徒たちからも「発音がおかしい」という声が上がりはじめました。普通にへこみます。


たしかに、全然上達していませんよ。でもね、日本語会話にでてくる英語って、「カード」だったり、「クリスマス」だったり、「デパート」だったり、日本語になり切ってる単語たちじゃないですか。発音が変なのは私のせいではありません。日本語の文章を読みながら、そこだけ英語の発音にするなんて、それこそ恥ずかしくってできませんよ。それに、お前たちベトナム人の英語発音だって、全然たいしたことねーだろうが! 本当にハノイの人たちは自信満々なんですよ。


そう、自信満々で思いだしました。週末、ある日本語教師の方に、「なぜ、ハノイには中華料理屋が少ないのですか?」と聞いたところ、その人の見解をいただきました。私は海外にでると必ず、中華料理屋とインド料理屋にお世話になるのですが、ハノイではまだにおいしい店に出会っていません。でも、中華料理屋が少ない街って珍しいですよね。そこには、やはり戦争が関わっていたようです。


1979年の中越戦争です。ベトナムカンボジア侵攻をきっかけに、中国がベトナム北部に侵攻、国境付近で戦争が繰り広げられました。戦争状態はひと月程で終了したようですが、その後もいろいろ衝突はあったようです。いまはそのようなことはありませんが、ホーチミンなどよりも中国との国境が近いハノイでは対中感情で複雑なものがあるそうです。まだ、30年しか経っていないですからね。


アメリカやフランスとの戦争に勝ち、中国も追い払ったベトナムです。そのプライドはめちゃめちゃ高いです。他国の料理を真剣に学ぼうとしないのは、そこら辺の事情が大きいかも知れないと教えていただきました。たしかに、ただ働きでもいいからとイタリア料理を習いに行く日本人とは大違いです(ほめてないですよw)。


私としては、1食1000円程取られる外国人向けレストランより、150円ほどで食べられる「コム・ビン・ザン」の方が好きです。ベトナム人は「コム・ビン・ザン」に行ってると言うと、なぜか非常に喜びます。たっぷりのごはんと、自由に選べるおかず3皿。それが150円で食べられるのですから、私としては当然こちらの方がいいのですが。しかも、味だって、ばっちりですよ。断然、こちらの方がいいのです。


でも、おいしい中華と、カレーが食べたいのです。それが食べれたら、英語学校にも行きますし、たぶん、英会話も上達するはずです。