きょうは早朝から、日本語中級の新しいクラスで、最初の授業をしました。そして、その１時間後、今度は学校に戻って「日本語能力試験・読解対策」の模擬授業を先生方の前でやってきました。めちゃめちゃ疲れて帰って来て、汗だくなのでシャワーを浴びようとしたところ、停電になったんです。やはり、夏になってから停電が頻発するようになってきました。
エアコンのつかない部屋にいるのは耐えられないので、シャワーを浴びずに映画を観てきました。まあ、200メートルほど歩けば行けるので。映画は、町山智浩さんのポッドキャスト『映画特電』で紹介されていたドリームワークスの『モンスターVSエイリアン』です。町山さんが紹介されていなかったら、まず観なかった映画ですよ。とても、おもしろかったです！
◉「モンスターVSエイリアン」サンフランシスコ大破壊！（町山智浩）
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090416
花嫁が巨大化する時点で、もう引き込まれてましたね。「なんで、こんなにワクワクするんだ？」って自分でも不思議でしたw それと、やはりクライマックスの戦闘シーンですよね。モスラが！モスラが！ いや、映画館で観て来てくださいよ。怪獣マニアではないとしても、私だって子供の頃には『ゴジラ』や『ガメラ』を近所の市民会館とかで毎回観ていましたから。なんか、その頃の気分が蘇りましたよ。モスラ、泣けた。あの展開はわかっていたはずなのに、めちゃめちゃグっときました。あと、アメリカ軍のミサイルがエイリアンのロボットにまったく効かなかったシーンは、エヴァっぽかったです。かっこよかった。
では、恒例のベトナム映画館について。今回はビンコムタワーにある「MEGASTAR 」というシネコンで観たのですが、そこが作ったマナー CM で凄いのがありました。廃墟みたいなところで座って身体をかきむしってる原始人みたいなカップルがでてきます。すると、男の方の服の中で携帯が鳴って、女は驚きます。「なんだ、浮気が原因で痴話げんかでも始めんのか？」と思っていると、男が話し出した瞬間、場面が変わっていきなり映画館の最前列に座る２人が映りました。２人の服装は現代風になっていますが、「相変わらずマナーも知らない原始人のまんま！」って意味だったようです。非常に教育的でいい作品でした！
しかし、教育CM が終わって、本編が始まった途端に、６人の男女が話しながら入って来ました。最悪です。しかも、誰が誰の隣に座るかでもめだして、なかなか座らないんですよ！ 私の視界は遮られ映画が観れませんでした。もう、声にだす気にもならず「ガン！ガン！」とイスを蹴るだけで済ませときました。そのあとは、おとなしく観ていたと思います。
あと、映画が終わってからも酷いことがありました。いつもなんですが、本編が終わると、みんな大急ぎで席を立つんです。会場の電気もつけられました。でも、この映画はエンドロールでもう一度小ネタみたいなのが始まるんですよね。それが始まったときには、私と、子供がモタモタして出ていなかった西洋人家族しかいませんでした。そして、それが終わるとそいつらも出て行き、私だけになりました。劇中に流れていた音楽をチェックしておこうと、私は最後まで観るつもりでいました。しかし、追い出されたんです。「そうじするから出て行け」って。不満そうな顔をしていると、「そんなにこの映画が好きなの？」と係の女の子が憐れんだように言って来たのです。さすがに、もう出て行くことにしました。ちなみに、料金は８万ドン（400円弱）、ベトナムでは高額な料金です。やれやれ。
