ハノイの日本人

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日本語能力試験1級の試験にアニメの問題が?

きのう世界中で一斉に「日本語能力試験」がありました。私の生徒たちも2級や3級を受けています。だいたい日系企業で採用する外国人には2級の資格があればいいと言われています。しかし、きのうの最上級の1級試験では『エヴァンゲリオン』にオマージュを捧げた問題が登場したそうです。私は気の効いた誰かが作った偽物だと思いました(下に全文があります)。で、きのう1級を受けた以前の生徒に確認したところ、「全然わかりませんでしたが、たぶんあったと思います」という返事が返ってきました。えっ、本当に? 恐ろしいなw 正解はもちろん「4号機で女の人が行きます」だよね!


◉日本語検定1級のリスニング問題に、エヴァっぽいアニメストーリーが出題される
http://gnews.x0.com/20091207_054041/


◉2009日檢1級聽力題目(音声が聞けます)
http://mymedia.yam.com/m/2972781


◉四号機のパイロットがアスカに?日本語能力試験のリスニング問題とされるものがアップロードされる
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091207_asuka/
『(警告音)←注:これはリスニング問題スタートの合図です
「隊長、第二次防衛線が突破されました!巨大怪獣はまっすぐ中央管理システムに向かってます!このままではあと30分も持ちません」
「今出せるモビルファイターは?」
「零号機だけです」
「やむを得ん、四号機を出すぞ」
「四号機はまだテストが完了していません!それに操縦できるパイロットが現在誰も…」
「零号機では奴の侵入は防ぎきれん。ここは…私が行く」
「隊長みずから!?でもそのケガでは、四号機の加速に耐えられません!」
「私が行きます!」
「アスカ!」
「私なら四号機を操れます!お願いです、行かせてください!」
「だがお前はまだ訓練中の身だ。今は子供の出る幕じゃないぞ!」
「そんなこと言ってる場合じゃない!」
「おい、アスカ!待て!」
(ナレーション)四号機発射準備、完了しました
「アスカ、頼んだぞ…!」』


凄いでしょ? 来年から試験の傾向が変わるんですよね。その準備として「さぐり」を入れる問題だったのかも知れません。ベトナムではアニメやマンガを見下す態度が見られます。「先生、子供じゃありません」的な感じで。でも、アニメや日本のドラマを観てる子の方が圧倒的に成績がよかったりします。それはそうですよね? 遊びの時間にも日本語に触れているのですから。あと、給料が高いからという理由だけで日本語を勉強しているのと、楽しくて勉強しているのとでも差がつくのでしょう。日本のことをもっと好きになって欲しいですもんね。今回の問題のインパクトは、案外大きな物かも知れませんよ。