ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

2002年 日韓共催 ワールドカップ。後編

大会開幕前に釜山に入り4日間現地で知り合った韓国人2人に遊んでもらいました。きょうは開幕戦の日。宿で大阪からフェリーで来た日本人2人と知り合いました。そのうちのひとりが急遽 日本に帰ることになったので、韓国 VS ポーランド のチケットを定価で売りたいと言ってきました。理由は 日本 VS ベルギー のチケットを入手したからでした。もちろん、喜んでチケットを買いました。韓国でその試合はプラチナチケットになっていましたから、高額で売ることもできたと思うんですけど。まだ、それほどネット環境が発達する前だったんですよね。



最初の観戦は パラグアイ VS 南アフリカです。日本から来た友人たちと合流して観戦しました。釜山 のスタジアムのこけら落とし の試合でした。このスタジアムは次の年に行われるアジア大会のメインスタジアムとして作られた競技場だったので、陸上トラックや国旗掲揚のポールなど、サッカーを観るのに適さない残念スタジアムでした。25000人ほどと半分程度しか埋まらなかった会場では、日本の国体のように動員された小学生たちが両チームを応援していました。試合は2−2でそこそこ楽しめた試合だったんですが、会場の寒い雰囲気の方が印象に残りました。


次は一番楽しみにしていた試合 ブラジル VS トルコ です。釜山から1時間半ほど北東に行った工業都市 ウルサンでの試合でした。ここには友人の知り合いの韓国人ファミリーのワゴン車で連れて行ってもらいました。なんと言ってもスタジアムが素晴らしかった! 本当に身震いしましたから。K リーグの ポパン の本拠地で、ACL で J リーグチームもいくつかプレイしています。試合は ロナウド の復活ゴールなどで ブラジル が勝ったのですが、トルコの粘り強さも印象に残りました。あと、前日 スロベニア に快勝していた スペイン代表 が団体で観に来てました。隣のブロックだったので大騒ぎでした。みんな コーラ と ポップコーン をぽりぽりやっており、ガキじゃねーか?と呆れましたがw


友人たちと合流してからは、釜山の街中から地下鉄で行けるリゾート地 海雲台(へうんで)の温泉付きホテルに移動しました。最近、この街を舞台にした津波の映画がありましたよね? えっ、いまこんなにビルが建ってるの? 本当に? 予告編を見てびっくりしました。ここでも卓球したり、カラオケしたり楽しかったです。でも、水族館は期待ハズレだったな。



続いて、最初に書いた 韓国 VS ポーランド です。友人たちは次の日の アメリカ VS ポルトガル に行くと言うので、しばらく別行動しました。なんか、友人の友人がヨーロッパ・サッカーのファンで、ちょっと嫌なヤツだったんです。フィーゴがいかに素晴らしいかをずっと語っててウザかったんですよ。そいつのせいではないと思いますけど、ポルトガルアメリカ に負けましたw 彼はショックを受けてましたが、アメリカがいいチームなのは、シドニーオリンピックで日本が負けたときから知ってましたからね。それはいいとして、韓国の試合です。最初は 韓国 を応援をするつもりだったんです。だって、J リーグでおなじみの選手がたくさんいましたから。でもね、最初の得点だったかな? 怪しい判定がこの試合でもあったんです。オフサイドくさかった。まあ、韓国の快進撃の最初を見ちゃいましたね。


韓国 の試合の前に 埼玉では 日本 VS ベルギー がありました。競技場にある案内所のモニターで観ました。下見にきたときに確認を取っておいたのです。私たちの他には日本人数名、その他は 30人くらいの韓国人でした。ヤツらは ベルギー が得点すると大騒ぎするんですよ。鈴木のゴールではこっちも大騒ぎしましたけど。盛り上がりましたねー。ケンカになりそうだったw でもいい試合でした。あの試合は観戦したかったですよ。あと、韓国の試合が終わってからが大変でした。シャトルバスで街にでてご飯を食べたんですけど、そのあと、街はお祭り騒ぎになり、タクシーも拾えず2時間近く歩いて帰ることになったのです。みんな国旗を広げてクラクションを鳴らしています。大変でした。


最後は フランス VS ウルグアイです。大会前のテストマッチ 韓国戦で エース・ジダンが負傷し、まったく調子のでないフランス。レコバ、ダリオシルバ、など個性豊かなチーム ウルグアイ を崩すこともできず0−0で敗退がほぼ決まりました。帰りの焼き肉屋でフランス人サポーターが泣いてたのが印象的でした。これで私たちのワールドカップ観戦も終了しました。大会はこれからが佳境です。日本に帰ってどっぷりとワールドカップに浸る日々が始まりました。ロシア戦は国立のパブリックビューイングで観ています。仕切りは最悪でしたが、あの幸福な雰囲気を体験できたことはよかったと思います。そうだ、そこから働くのが嫌になって、9月ごろからライターを辞め、半年程無職生活を満喫したんだったな。毎日、図書館かブックオフにでかけてたっけ? ああ、あんまり変わってないね、いまと…