ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

月の恋人、豚丼のナゾを解け 1

しつこく 木村拓哉 主演ドラマ『月の恋人』についてです。『月の恋人』のタイトルと3人の美女が キムタク を取り巻くと聞いた時点で、『竹取物語』の「かぐや姫」のポジションに「キムタク」が入るのだと考えました。ですが、ドラマを実際に見るとそういう感じでもありません。そこで気になったのが ドラマの1回目から登場した「コイン と アメンボ」のナゾ掛けです。2×2で並べられた4枚のコインが「なにに見えるか?」と キムタク社長 は周囲に問いかけます。 これは、このドラマそのものが2重のストーリーになっていることを表現していたのです。ひとつは もちろん 本筋のラブストーリー。もうひとつは 木村拓哉 と フジテレビ の関係です。ここでは後者のみについて語っていくつもりです。


◉ 葉月蓮介(木村拓哉)→ 月9の恋人と言えば キムタク
◉ 蔡 風見(松田翔太)→ 事務所の後輩(嵐? 山下智久?)
◉ シュウメイ(リン・チーリン)→ 木村拓哉 のハリウッド映画 挑戦
◉ 二宮真絵美(篠原涼子)→ フジテレビ
◉ 大貫柚月(北川景子)→ 小学校6年生で 木村拓哉 のファンになった YOU だよ!
◉ レゴリス → ジャニーズ事務所
◉ マストポール社長 → 日テレ
◉ イス → 連ドラ
豚丼 → ???


1〜3話まではドラマの状況説明についやされますが、4話あたりから裏ストーリーが暴れだします。篠原涼子 演じる 真絵美 は、木村拓哉 演じる 蓮介 に尽くすのですが、蓮介 はシュウメイのことばかり言います。終いには、家具デザイナーの 真絵美 がなぜか シュウメイ CM のディレクターになリます。不思議ですよね? これは、フジテレビ が一生懸命 連ドラの企画をだすのに、キムタク は「映画」の企画ばかり考えている。そして、テレビでは映画の宣伝ばかりやらされると解釈できます。フジテレビでも映画とドラマを制作する部門は、まったく別なのでしょう。


5話に入ると、露骨に シュウメイ がトラブルメイカーとして描かれます。まずは会議の前、会議室に入って来た 蓮介 はドアの敷居に躓きます。そして、その会議では部下から シュウメイ との密会が写真誌に撮られたことで突き上げをくらいます。その後、蓮介 は シュウメイ にプロポーズしますが、レゴリスの作ったイスが爆発し、ケガ人がでて大騒ぎになります。これは「映画にかかわるとロクなことがない」というフジテレビのメッセージのようです。


6話が凄いです。北川景子 が演じる人気モデルの 柚月 が 蓮介 の車の前で待ち伏せします。ストーカーさながらです。なぜ、人気モデルがそんなことをするのでしょう? そうです、これは熱狂的な キムタクファンの「出待ち」を表現したものです。行きつけの中華料理屋にもファンは出現したのでしょう。スターは大変なんですね。(つづく)