ハノイの日本人

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ジャニ友9月 SMAP ライブ編

フリーター、家を買う。』の HP をチェックしながら、主題歌は 嵐 なのか? それとも… と考える毎日を送っています。どーん!と発表になったら凄いな。きょうは7月以来の「ジャニ友」です。O さんが SMAP のライブに行ったので、その報告が中心です。では、どうぞ!


——SMAP の上海公演延期が発表されたなか、久しぶりの「ジャニ友」です。O さんは その SMAP のライブに行かれたそうですが、いつですか?
O さん:ちょうど、森くんがライブを見に来たという話題が出たときです。9月16日(木)。東京ドーム2日目でした。


——SMAP のライブは何回も行かれてるんでしょ?
O さん:はい、SMAP は全アーティストで一番多く見ていますね。といってもデビュー前や直後のライブは行ってないんですよねえ。初めての SMAP男闘呼組 が解散した後、94年頃だったと記憶しています。昔の私は、「ジャニーズファンとして、自分が一番に応援するグループ以外の活動には参加しちゃいかん!」という気持ちが結構強かったもので・・・。初 SMAP 以降は、急きょ開催が決まり、時間と仕事の都合でどうしても申し込めなかった2008年を除き、楽しんでいます。


——2008年は他のときと雰囲気が違う特殊な回ですよね。今回は?
O さん:今回の『 We are SMAP! 2010 SMAP CONCERT TOUR 』の印象をお伝えすると、全体的にはディズニーランドの『イッツアスモールワールド』みたいな感じです。イメージわきます?



——わきません。マイケル・ジャクソンみたいな感じかな? いろんな人種の子供たちが民族衣装を着てコーラスをする。ディズニーランド、LA のに小さな頃いっただけなので。親と一緒だからほとんど乗り物に乗れませんでした。並びたくなかったらしい。
O さん:そうだったんですね。マイケル・ジャクソンとは違います。もっとファンタジーです。『イッツアスモールワールド』は、小船に乗って、民族衣装を着て歌い踊るお人形たちを見ながら世界一周を楽しむというアトラクションです。
SMAP の今回のステージは、SMAP やダンサーが中国風、サンバ風、欧州風などの衣装を着て、そんな雰囲気の舞台美術の中で、歌い踊るその様子が、まさに『イッツアスモールワールド』だったのです。もちろんジャニーズお得意だけど、SMAP には珍しい和装もありました。ダンサーはコンサートの最初で地球の被り物をかぶっていましたし、上海公演を意識している感じでした。


——上海公演というか、上海万博を意識して準備されたんでしょうね。SMAP はアルバムのコンセプトでライブも行うので。万博=世界、地球ってところでしょう。その平和の祈りも虚しくって感じにならないといいのですが…
O さん:そうですね・・・上海公演が延期になってしまいました。SMAP は世界には縁がないのかもしれないですね・・・


——今回の上海公演は思いつきでやったとか軽い感じではない気がするので、また来年にでもあると思いますよ。ジャニーズは本気でアジア制覇を狙ってる気がします。と言うか、私はそれを望んでいます。こっちの MTV とか見てると、小難しい顔をして 愛だの恋だの を歌ってる K-POP の小僧ばかりですから。
O さん:ぜひ早いうちに上海公演が実現しますように・・・本当に、アジアは気づいたら K-POP 主流になっていたので、私も A さんと同様、ジャニーズにアジア制覇を成し遂げてほしいと思います。
ところで SMAP は、今回のライブで、華流タレント(私は知らないけど韓流も?)がファンミーティングなどで実施しているファンサービスもバッチリ取り入れていましたよ。抽選で選ばれた人が舞台に上がれるってやつ! ここでもアジアを意識していることを実感しました。


——それは例の1000万人動員記念のやつではないんですか?
O さん:A さんが言っているのは東京ドーム初日に、選ばれた人がバックステージで写真撮影をしたというものですよね。私が見たのは、16日に行った実際の公演のラストの方、もうアンコールのような雰囲気のステージのときに、抽選で選ばれたファン5人が舞台に上がって SMAP と一緒に歌って踊るというものです。それを私たちも見ているんです。


——そうですか。
O さん:華流タレントは抽選でファンを舞台に上げて、オリジナルグッズなどのプレゼントを手渡ししてくれたり、その場で作ったお料理を食べさせてくれたりという演出を施してくれます。それをジャニーズが普通に取り入れてくれるのは嬉しい限りです。


——へえ、いろいろやってるんですね。
O さん:その抽選の演出も凝っていました。今、SMAPソフトバンク携帯の CM に出ていますが、ソフトバンクのもう一つのバージョン、上戸彩 らの 白戸家 の面々が映像で映し出され、お父さん犬との会話の中で、徐々に 上戸彩 が 中居君 の顔に、お母さんの 樋口可南子 が吾郎 に、お兄さんが 慎吾 に、そして突然、孫さん役の 剛 が出てきて、キムタク は 木村拓哉 本人で登場というシーンになります。そして SMAP それぞれがピッとボタンを押したことになって抽選が始まる。これらはすべて映像です。抽選結果は、ステージスクリーンに表示されるという仕組みです。キムタク が引いただろう人は、40代位のサラリーマン男性でしたw とても楽しそうに SMAP と肩を組んで踊っていましたよ。



O さん:SMAP ライブ、とても楽しかったのですが、やはり SMAP にもファンにも年齢を感じました。私が最近見ているコンサートと言えば、KAT-TUN です。通常、ライブスタート時から10曲くらい連続で、歌いまくり、踊りまくり、動きまくりという構成です。しかし SMAP は3曲やって、すぐ画像(映像)に切り替わってしまいました。おまけにファンも普通はずっと立って応援しているはずなのに、SMAP が舞台から消えると自主的にさっさと座ってしまう。私たちは、結構、立ちっぱなしで恥ずかしい思いをしました。


——それはどういう話ですか…?
O さん:ジャニーズコンサートは、たとえジュニアが歌っている間でもずーっと立ちっぱなしで応援します。KAT-TUN のコンサートで キスマイ が歌っていても、KAT-TUN ファンも基本的に立っているんです。MC で ジャニーズアーティスト が「はい、ではみなさん座ってください」って一言かけるとき以外はスタンディング応援です。正直、3時間超の立ちっぱなしは、ジャスフォーとしてはキツイですw でもジャニーズファンの女の子は皆、立っているから、私も頑張るわけですよ。


——ああ、なるほど。暗黙のルールがあるんですね。
O さん:それなのに・・・SMAP ファンときたら、SMAP 本人が出てこない、映像でライブ演出が進んでいく間などは、ずーっと座っているんですよ!!


——まあ、大人はそうしますよね。
O さん:私は妹と2人、KAT-TUN 気分でいたのでその間もスタンディングで応援です。ふと気づいたら、その一角で私たちだけが立っていたという・・・アリーナ席で座席ブロックの一番前だったから、その状態に気づかなかったんですよ。こちらは一番前なので後ろの人に悪いから、私たちも着席しました。これもファンの高齢化ですね・・・白髪の人多数でしたからね。


——それって何十代?
O さん:60代、70代の方もいたと思いますよ。本当に髪が真っ白で、親子3代で来ましたという女性も多いです。主流は30〜40代ですが、50代だけのグループも普通です。


——それは凄い話ですね。逆に SMAP の凄さを感じます。20代が少ないのは前回のライブが影響してるかもしれないですね。高級な方向に走ったライブでしたが、SMAP の歌唱力を計算に入れてなかったという… やっぱり、SMAP のライブは楽しくあるべきでしょう。年齢層が上がったのはそれもあると思います。
O さん:そういうこともあったんですね。前回のライブを見ていないので、実際のところは何ともわからないです。ただ何だかんだ言って10年前位から、そんな年代の人も来ているという印象は持っています。



——今回のアルバムは O さんから送ってもらって聴きました。本編は素晴らしかったですね。かなりの力作でした。特に KARA の作家陣がつくった6曲目『 FEEL IT 』は素晴らしかったな。音の質感が素晴らしい。鳥肌が立った。ただ、歌詞が全部英語なので、もう少し歌唱力が必要かとww
O さん:おっしゃるとおり! あのアルバムは素晴らしいですね! まあ歌唱力は・・・ねっw ライブでも改めて SMAP 歌下手だなあと・・・ でもね、音楽エンジニアやってる高校の同級生が、CD でもあれだけ下手だと修正はしてないと思うよって言ってました。真の実力発揮してるから、いいんですよ。


——いや、私は SMAP を歌唱力で語る気はそもそもないんです。それはこれまでにも書いてきました。彼らが歌った名曲だってたくさんあります。どっちかと言うと、ジャニーズを歌唱力で語る風潮には不満なくらいです。ただ、曲調によっては歌唱力が必要とされるものもあるわけですよ。素晴らしい楽曲なのに、ちょっと、もったいないなとw
あと、草なぎくんの『帰って来たヨッパライ』。これは話題づくりだけかと思ったら、凄くよかった! さすが小西康陽さん。ライブでも盛り上がったんじゃないですか?



O さん:はい、盛り上がりましたよ〜!! SMAP 残りの4人がバックで踊ったんですよ。ウケるでしょ!? 剛 のソロがライブの中で一番盛り上がったかもしれません。


——これは作曲した 加藤和彦さんへの追悼を込めて、小西康陽さんが提案したアイデアかもしれないですね。
O さん:それ以外で印象に残ったのは、中居君のソロですね。アルバムの歌は中居君の作詞作曲ということですが、歌い上げる感じの曲ですよね。その通りにやるのは難しいからか、ソロ曲の中間にマイケル・ジャクソンの曲で、5分くらい踊ってました。歌は短いけど、ダンスはしっかりやっていたし、よかったですよ。久しぶりにコンサートで頑張る中居君を見た気がします。
アリーナ席から超マジカで見た5人はやはり輝いていました。キムタク の衰えっぷりが酷いと、方々で言ってきたこと謝ります。


——海外で見れば、ロックスターも映画スターも50代、60代が普通にいますからね。木村拓哉 はまた 30代でしょう。ジャニーズのエンターテイメントはその程度でダメになるような安いしろものじゃないですよ。
O さん:その通りです。生田斗真(おおっ最新のMSワードで「とうま」と入れたら変換された!すごい!)で、CDデビューせず、俳優で生きていくジャニーズタレントが何とか軌道に乗りそうで、おそらくミュージカルとか舞台をやっていくジャニーズも増えるでしょう。ジャニーズエンターテイメントは幅を広げて、続いていくと思います。


——うーん、他については、いろいろかな。まあ、ジャニーさんが生きてる限りは大丈夫でしょうけど。
O さん:ところで、その50代、60代になってもスターでいられるのは SMAP だと今回のコンサートを見て実感しました。ジャニーズはやっぱり SMAP です。
A さんはずっと 嵐 との世代交代の話を書かれていて、ドラマなどから明確に世代交代のロジックを導き出されています。確かにもうテレビや雑誌では 嵐 が中心になっています。CD でもそうかな。そして、コンサートでの嵐の仲の良さ、勢い、国立競技場もあんなに満席にしちゃうチケット争奪戦(私も今秋のツアーはハズレました)は確かにすごいです。
一方で SMAP は 嵐 が考案して、KAT-TUN も使っている移動するステージもないし、会場を走り回るわけでもない。正直、映像処理する部分も多かった。後ろの方の席では不満もあったかもしれません。
でもね、コンサートの SMAP はまだ誰にも超えられないですね。あれだけの世代、お年寄りからおばさん、OLさん、学生さん、小学生の男女、サラリーマンや大学生風の男性ファン、若いカップル、さらにはシニアのカップルが、普通に見に来て、全員がステージを共有し楽しめる SMAP は本当にスターでした。
私たちファンとはいい意味で近くないし、隣のお兄ちゃん(おじさん?w)って感じではないけれど、憧れのキラキラしたスターとの空間を楽しむ感じです。特に、木村拓哉は芸能界で最後のスターかもしれないなぁと、そんな気になりました。
SMAP はファンと共に年を取り、ファンの心や思いも次世代へと受け継がれていく。SMAP はこれからもずっーと、ジャニーズの中心でやっていくものと確信しました。嵐との世代交代が済み、SMAPは落ちたのではなく、次の別のステージに移動したと言ってもよいのではないでしょうか。コンサートに来ているファンと、コンサートを見て、そう思いました。


——SMAP のライブを観た人が「SMAPがやはり一番だ!」と思い、嵐 のライブを観た人が「嵐がやっぱり一番だ!」と思う。これは素晴らしいことですよね。でも私が書いてる話はそういうことではありません。
まず、ジャニーズは敵が多いということを理解してもらわないといけません。隙があればすぐに「キムタク衰えた!」と言って来るメディアはたくさんあるわけです。それは 木村拓哉 が No.1だからです。SMAP木村拓哉 のテレビ番組が視聴率を取れているときは、なにを言われても問題ありません。数字で黙らせることができたからです。
ところが、地上波自体のパワーダウンもありますが、ここ最近数字が下がってきました。手を打たないとジャニーズ全体のブランド力に影響してくるような状況だったわけです。そこで 嵐 です。
嵐 は2008年あたりから立派な CDセールス を記録できるようになってきました。具体的な数字を提示することができるようになったわけです。そこが大事です。ジャニーズ事務所は 嵐 を看板にすることを決めました。それと同時に 嵐 と同じく80年代生まれのグループに力を入れているわけです。これが私が書いている内容です。わかってもらえるでしょうか?
O さん:はい、年代の件など、以前ここでもお話しをしましたので、わかります。そして数字の話は A さんがブログで綴ってこられたので、それを読んで理解しています。「ジャニーズに敵が多い」という前提をここで改めて突きつけていただくと、ジャニーズパワー継続のため、数字打ち出せる 嵐 が看板になるという点はなるほど納得です。


——ジャニーズが「連続1位」や「舞台の公演回数記録」などという数字にこだわるのもそれと同じ理由です。中身を知らずに語るメディアには、数字を示してあげるかしないんですよ。今回の 1000万人動員もそうでしょう。
それはそうと、私は『月の恋人』で電子書籍をだそうと思ってるんです。スター木村拓哉の本です。もう、ほとんど完成に近づいてるんですけど、10月の最初には出そうと思ってます。それで、O さんに原作本を送ってもらいました。ありがとうございます。
Oさん:どういたしまして。A さんの書いているそのお話、とても楽しみにしています。


——さて、後半は KAT-TUN のライブと、ジャニーズの近況についてです。