河口 というところは 売買春 で有名な街なんですよ。国境の近くのマーケットには２階から上では風俗店がぎっしり詰まったビルもあります。行ったのが昼間だったので、それほどにぎわっていませんでした。１階にはいわゆる 大人のおもちゃ なんかも売られていて、吹き抜けになっているので２階が見えるんですけど、そこにはイスに腰掛け足を組んだ女性の姿がありました。この場所には家族連れの中国人観光客がいっぱい来ていました。なぜ？ 不思議な場所でした。
この場所、上海万博あたりから様子が変わったらしいです。中国じゅうで一斉取締りがあったらしく、この街の様子も聞いていたのと違いました。以前はたくさん日本人沈没者が住んでいたそうですが、私はひとりの日本人にも出会いませんでした。あっ、こんな記事がありました。
◉中国全土でマジの売買春一斉摘発 賄賂も効かず、共産党員でも容赦なく逮捕！
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100922/zsp1009221534001-n1.htm
『中国在住フリーライター・吉井透氏はこう語る。「全国で吹き荒れている掃黄（売買春一斉摘発）は、中央政府の号令で行われています。売春組織の多くは地元警察を賄賂などで懐柔し、営業を黙認してもらっていた。しかし、今回の摘発は、全国各地に中央から直々に警察が派遣され、取り締まりの陣頭指揮を執っている。彼らは地元の売春組織と何の利害関係もないので、聖域なき摘発が可能というわけ。ちなみに、今回の掃黄が始まったのは、４月に胡錦濤以下、政府首脳の携帯電話に売春業者からのスパムメールが届いたことがきっかけと言われています」』
だからと言って、この街にそのような場所がないかと言えば、そんなことはありません。アジアの街にはどこにでもあるわけですよ。私が泊まったホテルは国境から少し離れた場所でした。近くに公安の建物があったな。それでも、そのホテル街には お姉さんたちが昼間から客引きをしている場所がありました。でもね、いま捕まったら大変ですよ。「捕まった人物を釈放してほしかったら、尖閣諸島をよこせ！」って言ってきたらどうするんですか？ 捕まった内容が内容だけに、その場で切腹ですよw
ホテルはかなり探しました。きれいで安い所。初日は 50元（700円くらい）でホットシャワー、エアコンつき。受付のお姉さんも親切でした。ただ、次の日は土曜日にあたり、宿泊費が一気に 130元になりました。たぶん、もう予約でいっぱいだったんでしょう。他のホテルも軒並み 150元とかになっていました。結局、あまりきれいではないホテルで 100元で泊まりました。そうだ。ストリップの全国ツアーみたいなのが来てたんですよ。一応、宣伝カーには水着のお姉さんの写真しか出ていませんでしたが。これは見ておくべきだった。もう一生見る機会がないと思う。ああ、痛恨。
河口 では 水餃子 を楽しみにしていたのですが、見つけることができませんでした。飲食店以外の店先で餃子を作っている人たちはいたんですが、言葉もできないのに「私も食べたい」とはさすがに言えませんでした。料理は全体的に脂っこく、とても辛く、あまりおいしいものに出会えませんでした。ただ、麺類だけはおいしいものを食べていました。平べったい麺に、スープは辛みそと豚肉と高菜みたいなのと、キャベツなど野菜たっぷりのものです。これはおいしく、２日間とも昼をそこで食べました。５元（70円くらい）。
