ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

内部被曝については首都圏も危険。

日本時間の 22:30 から ニコニコ生放送で『ビデオニュース・ドットコム』の緊急生放送を観ていました。私はとんでもない勘違いをしていたようです。福島第一原発からの距離が50キロも離れていれば被害はないと考えていたのですが、そんなことはまったくないようです。テレビなどで解説の方が言われる「直ちに健康への被害はない」という言葉を真に受けていました。しかし、この放送では『外部被曝』と『内部被曝』は完全にわけて考えるべきだという 矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)の話がありました。現在、以下で動画が見れるようになっています。


◉【緊急生放送】 東北関東大震​災 いま何が起きているのか
http://www.videonews.com/on-demand/511520/001763.php
『司会:青木理(ジャーナリスト)、宮台真司社会学者、首都大学東京教授)ゲスト:飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)報告:神保哲生(ジャーナリスト)電話出演:佐藤栄佐久氏(前福島県知事)、矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授)ほか』


まず『外部被曝』というのは『放射性物質』から発せられる放射能による被曝です。これは距離に反比例しますから、福島第一原発から離れた地域では被害がないというこれまでに認識で大丈夫です。問題は飛散した『放射性物質』を吸い込んだときに起きる『内部被爆』の方です。『放射性物質』がどの程度飛ぶか? それも原発から離れていれば大丈夫だと思っていたのですが、かなりの距離を飛ぶようです。もちろん、風の強さや『放射性物質』の重さに反比例するので、英米が言うような 80キロ以上に退避というのはそれなりの根拠があるとのこと(クラスター爆弾などでデータ豊富とのこと)。結局、マスク(濡れている方が効果が高い)、コートなど(通気性の悪いものの方がよい)で肌をなるべく露出させない。そのような対処が必要とのこと。


これを聴く限り、仕事などがない人はなるべく遠くに退避が正しいですね。本当に酷い。海外との温度差の違いの理由はこれですね。なぜ、こんなに危険な原発を電力会社が推進したがるのか不思議に思っていました。社会学者の 宮台真司さんは、電力会社が電力供給の独占をしたいからだと話されました。危険な原発を推進することで新規参入ができないからです。なるほど! 政府はすでに 太陽光発電などの再生可能エネルギーの「電力全量買い取り」を進める方向のようなので、再生可能エネルギーの使用が進みそうですね。そうなればコストも下がるし、頑張って進めて欲しいものです。


再生可能エネルギー:12年度から電力全量買い取り 家庭負担、来月上乗せ開始
http://mainichi.jp/select/science/news/20110311ddm008020027000c.html
『政府は、事業者が太陽光や風力などで発電した電気を全量買い取る新制度を12年度から導入するため、11日に関連法案を閣議決定する予定だ。現在、家庭の太陽光発電で余った電気だけを電力会社が買い取っているが、買い取り対象を広げ再生可能エネルギーの普及を促す。ただ、買い取るコストはすべての電力利用者に転嫁される』