ハノイの日本人

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やっぱり メルトダウンしていた。

水素爆発を起こした時点で、メルトダウンの可能性についてネットメディアではさんざん指摘されてきました。きのうになってやっと東電も認めたわけです。それでも、テレビのニュースでは「メルトダウン」という言葉は一切使われていません。一番下の『ビデオニュース』で今回の発表の解説が行われています。京都大学原子炉実験所の小出準教授は、核燃料はもう溶け落ちていて、圧力容器の底を突き破り格納容器の底に溜まっているのではないか? ただ、もう穴があいているので、そのおかげで水蒸気爆発という最悪の状況は避けられそうだと言われています。


◉1号機は「メルトダウン」…底部の穴から漏水
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110512-OYT1T01114.htm
『東電の松本純原子力立地本部長代理は同日夕の記者会見で「燃料が形状を維持せず、圧力容器下部に崩れ落ちた状態」と現状を説明し、メルトダウンを認めた。東電によると、1号機では現在、燃料を冷却するため圧力容器内への注水(毎時約8トン)が続き、累積注水量はすでに1万立方メートルを超えている。ところが、10日に圧力容器の水位計を調整した結果、冷却水の水位が容器の底部から最大4メートル程度しかないことが判明。この漏水量から圧力容器の損傷を計算したところ、直径数センチの穴に相当することが分かった』
 

◉空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に 小出裕章京都大学原子炉実験所助教に聞く(ビデオニュース)
http://www.videonews.com/special-report/031040/001873.php
『小出氏はまた、空焚き状態が続いていたにもかかわらず1号機の圧力容器の温度が100〜120度と比較的低い温度に保たれていることから、溶融して圧力容器の底にたまった核燃料が、既に圧力容器の底を突き破り、格納容器の底にたまっている可能性が高いことを指摘する。「もしそうだとすれば、われわれが注視しなければならないのは、格納容器の底部の温度ということになる。圧力容器には核燃料が残っていない可能性が高いのだから、圧力容器の温度をチェックしても意味がない」と小出氏は語った。その上で小出氏は、核燃料が格納容器の底にわずかに溜まった水の中に「あんパン状態」で沈んでいるか、もしくは更にその外側に溶けて漏れ出している可能性も否定できないとの見方を示す。これにより外部への放射能漏れは更に深刻化する可能性が高いが、もはや圧力容器にも格納容器にもほとんど水が入っていないことから、これまで小出氏が「最悪の事態」として恐れてきた水蒸気爆発は、結果的に避けられたのではないかと言う』