ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナムにとっていいニュースと悪いニュース。

ベトナムは人件費が安いと言っても、中国やタイのように部品の現地調達ができないため、コスト的なメリットはなくなって来ているという話も聞きます。それを証明するのが下のニュースです。ミネベアだけでなく、いくつかの企業が他国での工場建設を選んでいます。しかし、もうひとつのように 金型工場などが増えてくれば、状況はよくなることでしょう。


外資誘致に水差すスト ベトナム、「脱中国の受け皿」陰り
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110620/mcb1106200504009-n1.htm
『日本の機械・電子機器大手、ミネベアは、従業員5000人規模の海外工場の建設先にベトナムではなくカンボジアを選んだ。ベトナムを避けた理由は、労働争議が拡大する兆しが出てきているためだ。ベトナムは安い労働コストを売りに中国に代わる投資先として名乗りを上げているが、労使紛争の増加がその取り組みに冷水を浴びせている』
労働争議は、ヤマハパナソニック、独アディダスベトナム部門や供給業者を直撃している。ヤマハは3月、4000人の労働者がストを行ったことでハノイ工場の操業停止を余儀なくされた。ヤマハの広報担当によれば、賃金を引き上げたことでストは解除されたという。ベトナム労働総連合(VGCL)によれば、ベトナムでは11年1〜4月に336回のストライキが行われた。これは08年の年間762回を上回るペースだという。ILOによれば、ベトナムでのストライキの多くは法的に承認されていない違法なものだという』


ベトナムに集団進出を、アジア起業家村推進機構が構想、金型企業再興狙う/神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106200029/
『日本の金型技術をベトナム100+ 件に普及させるため、中小企業が現地に集団進出する構想が立ち上がった。NPO法人アジア起業家村推進機構(IDEA、川崎市幸区)が経済産業省の支援を得て海外展開を具体化する。成長著しいベトナムに活路を見いだすことで、日本の製造業の競争力の源泉といわれた金型企業を再興させる狙いだ』