ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

SPEED をデビューさせた人は…

先日書いた有名事務所に所属するアイドルグループのところで、SPEED のことを素っ気なく紹介してしまいました。私は SPEED のデビューに熱狂した方ですし、イベントやライブにも行きました。大好きだったんです。そう言えば、トイズファクトリーを設立した 稲葉貢一さんの、インタビューがあったことを思い出しました。以下は Mr.Children を大ヒットさせた後の話になります。



◉第91回 稲葉 貢一 氏(Musicman-NET)
http://www.musicman-net.com/relay/91-5.html#item-1
『稲葉:ライジングの平さんから「一緒にご飯でも食べましょう」とお誘い頂いて、「トイズとなにかやりたい」という話があったんですよ。そこで3人組の女の子グループの話をされて「今、六本木で撮影しているから見に来ないか?」と。それで観に行ったはいいんですが正直「どうしたらいいかわからないな…」と思ったんですね。先ほどからも言っているように、僕はアーティストと誠実に向き合いたいと思っていますから、このままの状態で平さんと仕事をして失敗したら迷惑もかけますし、アーティストも嬉しくないじゃないですか? それで正直に「どうもイメージが沸かないんです」と話したんです。
 そのときにふと日本テレビ系列で放送されていた『THE夜もヒッパレ』に出ている女の子たちが頭に浮かんで、以前から気になっていたので「彼女たちもちょっと見に行きたい」とお願いしたんです。それで収録を見に行って、4人が僕の前で歌ってくれたときにすごくいいなと思って「この4人でやるならやります」と言ったら「いいよ」と(笑)。
−−その4人がのちのSPEEDですか?
 稲葉:そうです。公募で「SPEED」というアーティスト名に決まって、平さんと青山の事務所で楽曲の方向性を話し合いました。当時、安室奈美恵さんが売れていたんですが、同じ沖縄出身でも沖縄の大地や太陽のイメージ、またスポーツファッションが流行りだした頃だったので健康的なものであったり、若くてもちょっと大人っぽい要素をふんだんに混ぜたコンセプトでSPEEDをアイドルではなくアーティストとして売り出そうということになりました。ビジュアルもタイクーングラフィックスという新進気鋭のデザイナーチームに作ってもらって、デビュー曲の『Body & Soul』のデモもそのコンセプトを表現するために何度も手直ししました。そして曲が完成して、テレビに出していったらすごい勢いで売れていきましたね。』
 

上に「デビュー曲の『Body & Soul』のデモもそのコンセプトを表現するために何度も手直ししました」とありますが、このときアメリカの有名 HIPHOP プロデューサーにバックトラックを依頼したという話も聞いたことがあります。没にされましたが。アイドルにとって最初のコンセプトづくりがどれだけ大事かわかるエピソードです。ちなみに、最初の3人の話は deeps のことですかね? 私はそっちも大好きでしたw
 

◉日本のアイドルが大好きです。4
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20110911/1315761692