ハノイの日本人

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原発の未来に可能性を残せ?

ええ? そうかな? おもしろい提言だと思うけど、うーん、ちょっと考えてみたい。


原発の未来に可能性を残せ/山形浩生(評論家兼業サラリーマン)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111021-00000001-voice-pol
『だんだん理解されてきたと思うけれど、いまある原発を明日からすぐなくせるわけじゃない。炉も、使用済み燃料も、冷やして保管処分に何十年もかかる。つまりそのあいだ、ずっと誰かがそれを管理しなきゃいけない。それをいまの技術で続けていいの? いま動いている原発だって、少しでも安全なものに更新する手立てを考えるべきじゃないの? 核燃料や廃棄物も、原発ヤメといえば消えてなくなるわけじゃない。いまそのまともな処理方法がないなら、その処理方法もさらに研究が必要だ。いや完璧な処理方法は絶対ありえないとしたり顔でいう人もいる。でも、いまより多少なりともマシなやり方はあるはずだ。それを検討することは、原発反対論者の利益にも叶うことじゃないの? となると、今後その研究に多少は知恵のある人材が回る必要がある。でも絶対に先がない産業に、人が行くと思う? こう書くと、そしてそれを考えるためには、やはり産業として未来がある面白い分野でないと。原子炉の設計もすでにかなり進歩した。外部電源が切れても、冷却水がなくなっても何も起きず、自然に止まる設計の原子力エネルギーもあって、ビル・ゲイツもすでに目をつけている。そういう面白い可能性を少しは追えないと、尻ぬぐいだけの産業にはなかなか人がこないのは、あの業界とかこの業界とかみても明らかだろう。原発反対論は感情的にはわかるけれど、それを現実的に進めるには、むしろ原発の未来の可能性を残さないと、原発引退すらまともに進められなくなるはずだ』