ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

日本、タジキスタンに4−0と快勝して3次予選突破。

この前の長居では「観光に来たんじゃないか?」という声もあったタジキスタン代表。さすがに、この前よりも積極的に前に出て来ました。特に前半32分のポスト直撃のシュートにはヒヤリとさせられました。以前の代表なら0−1でずるずるなんてこともありましたし。でも、今は違いますよ。そのあと前半36分 なんと今野のゴールで先制。なぜ、そこにいた? 下で本人が解説していますw 終わってみれば4−0の快勝。この試合後、ウズベキスタン北朝鮮に勝利したそうで、日本の最終予選進出が決まりました。



◉日本、タジキスタンに4ゴール圧勝! 3次予選突破へ前進
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20111111_01.htm
『今野選手:(代表初ゴールは)最高にうれしいです。(得点シーンを振り返って)インターセプトして、そのままの勢いで前に上がっていったらボールがこぼれてきて、思い切り蹴ったら入ったっていう感じ。(タジキスタンは日本の)ホームの試合と違って、前へのプレッシャーも激しく、点を取りにきたが、うまく対応できたと思う。守りの面では、リスクマネジメントをしっかりすること、攻撃ではパスをつなげると思ったので、落ち着いていたと思う。まずはウズベキスタンが(北朝鮮に)勝ってくれることを祈って、その後はおれらが成長していかないといけないので、トレーニングをしっかりして、いいチームになれるように頑張っていきます。(サポーターに向けて)これからも努力して、いいプレーを見せられるように頑張るので、応援のほどよろしくお願いします』


3次予選とは言え、こんなにスムーズに通過するのは初めてじゃないですか? 結構、いつもヒヤヒヤの試合があったような… 引いた相手からでも得点できるようになってますよね。ザッケローニ監督の会見では、タジキスタンに対してとても丁寧なお礼をされています。理由は後藤さんの文章を読んでわかりました。ずいぶん雪かき頑張ってくれたようです。そして、湯浅さんはやはり今野のゴールシーンについて解説されています。


ザッケローニ監督「3つのポイントで1つもミスはなかった」 タジキスタン戦後会見
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/kaiken/201111110004-spnavi.html
『われわれには欲しかった勝利だった。今日の試合でも、われわれは少ないチャンスではゴールを決め切れないチームだなという印象を受けた。前半はタジキスタンが非常に集中してゲームに入ってきて、ロングボールからセカンドボールを拾われて、いくつかチャンスを作られたわけだが、われわれのDFとMFの間の距離感が少し広かったように思う。後半になってスペースができてきて、2点目を取ってからはメンタル的にも楽になり、さらに2点を追加することができた。この勝利はわれわれにとっては非常に重要だ。次の北朝鮮戦に向けて、いい勝利になったと思う。この場を借りて、タジキスタンの国民の皆さん、そして協会の皆さんにお礼を申し上げたい。われわれがこちらに到着してから今日に至るまで、非常に快適でいいホスピタリティーを提供してくれたので、われわれも快適に生活することができた』
 

◉日本代表:現地は大雪。劣悪な環境でのタジキスタン戦(後藤健生
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2011111001212302.html
『北京からアスタナ航空(カザフスタン)でアルマトイへ向かい、そこで乗り継いでドゥシャンベまでのフライト……。11月9日午前10時半、日本代表の到着より半日早く現地入りした。ところが、現地の気温はなんと氷点下2度というアナウンスがあり、窓から外を見れば、前日からの大雪であたり一面、真っ白な雪景色である。(中略)泊まっているイスティクロル・ホテルからはセントラル・スタジアムまで歩いて100メートルほどなので、到着早々スタジアムを訪れてみると、案の定、ピッチもスタンドも真っ白。10数人の作業員が雪かきに励んでいるところだった。全体の10分の1くらいは雪かきが終わっていたが。近づいてみると、芝生はあちこちではげていたり茶色に変色したりしており、ところどころ砂地が見えているし、もちろん平坦ではない。(中略)いずれにしても、最悪のピッチでの試合となることは間違いない。この大雪が2・3日ずれていたら試合開催自体が危ぶまれたわけで、「試合ができるだけマシ」と考えるしかないだろう』


◉ピッチが悪いアウェーゲームだったからこそ、日本の実力が光り輝いた!?(湯浅健二
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/11_j_vs_tajik_2.html
『一瞬のボールコントロールミスを見逃さず、素晴らしくフェアで効果的なタックルを仕掛けてボールを奪いかえした今野泰幸・・迷うことなく、そのままドリブルで押し上げていく・・・・このシーンでの今野の心境・・・・オレが上がった背後ゾーンにはヤットが戻ってくれている・・そのとき、もしかしたら遠藤保仁から、「コンちゃん・・行け行け〜・・」ってな声が飛ばされたのかも知れない(私は、ヤットが今野泰幸を前へ送り出したと思っているわけです!)・・とにかく今野泰幸は、まったく後ろ髪を引かれることなく、どんどんとドリブルで相手守備ブロックへ突っ掛けていった・・・・だからこそ、タジキスタン守備が引きつけられた・・そして今野泰幸は、左サイドのタッチライン沿いにポジションを取る香川真司へパスを出し、そのまま香川真司を追い越すカタチで、タジキスタン最終ラインのウラに広がる決定的スペースまで飛び出していった・・・・普通だったら、香川真司へパスを出したら、自分の持ち場へ下がるよね・・なんたって今野泰幸センターバックなんだから・・でも彼は、オレがシュートまで行く!、と、決定的スペースへ飛び出していくのですよ・・フムフム・・まあ、この「やり切る」というプレー姿勢は、彼の真骨頂でもあるわけだけれどネ・・・・でも私しゃ、そんな積極性もまた、後方に遠藤保仁が残ってくれているという安心感がバックボーンになっていたと思うわけです・・・・そして今野泰幸は、日本代表にとって、ものすごく大事な先制ゴールを、ズバッと決めた・・こぼれ球を、まったく臆することなく、そのまま蹴り込んだ・・それは、素晴らしい「呼び水ゴール」だった・・そして終わってみれば4ゴール・・フムフム・・』