ハノイの日本人

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日本、消化試合で北朝鮮に敗れる。

まあ、こういう試合もありますよね。全勝しろだなんて思ってないんだし。だけど、ちょっと「?」なシーンもありましたよ。前日練習でも見せたという「ハイパント攻撃」ですw 「なにそれ?」って思ったんですけど、本当にやりましたね! しかも、相手にボールが渡るところまでハイパントと同じでしたよw 途中でさすがにやめてましたけど。「どういうつもり?」って監督に聞きたかったです。


◉ザック“ハイパント攻撃”でアウェー攻略(11月14日)
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20111114-863203.html
『冒頭15分のみ公開の予定が、完全公開となった練習場で、堂々と奇策が試された。キックオフと同時にセンターバック(CB)にパスを下げ、前線に上がったハーフナーや前田にロングボールを供給する「ハイパント攻撃」。ザック流のアウェー北朝鮮対策だ。吉田、今野、伊野波らがロングパスを前線に放り込むと、1トップのハーフナーや前田の周辺にはFW香川ら前線の選手に加え、1トップが右に流れれば右サイドバック(SB)、左に流れれば左SBまで走り込む。「相手はホームでプレッシャーをかけてくるので、それを防ぐため」とDF駒野が解説したように、相手のプレスを受ける前に、一気に北朝鮮を押し込むことができるプランだ』


ザックジャパン北朝鮮に0−1で敗れ初黒星(ゲーム詳細)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20111115_01.htm
『前半総括:ホームの大歓声を受けた北朝鮮が序盤から猛攻を仕掛ける。後方から長身のパク・グァンリョンを目がけてハイボールを放り込み、そのこぼれ球を狙う戦略で、日本を自陣にくぎ付けにする。日本はアウエーの異様な雰囲気、慣れない人工芝のピッチの影響からイージーなミスを連発。シュートは中村と長谷部が放った2本に抑えられるなど、ペースを全くつかめない。0−0で試合を折り返したものの、後半に向け、何らかの対策が求められる展開となった。』
『後半総括:前半同様、立ち上がりから北朝鮮が猛攻を仕掛ける。すると5分、前半から繰り返し狙っていたパク・グァンリョンへの放り込みから、パク・ナムチョルが先制ゴールを挙げる。日本はハーフナーや李を投入し、局面の打開を図るが、人数をかけて守備を固める北朝鮮を崩せない。見事な連係から李が決めたかに思われたシュートもオフサイドで認められず。そのまま逃げ切られた日本は、ザッケローニ監督就任後初となる黒星を喫すると同時に、香川や遠藤といった主力抜きの戦いにあらためて不安を残す結果となってしまった。』
 

ウズベキスタンに行かれた後藤さんは、北朝鮮には行かれなかったようです。残念。控えのメンバーが課題と書かれています。きょうはメンバーを6人入れ替えて挑んだ試合だったわけです。私もそれを望んでいたわけですが、結局、よかったのは 長谷部、今野、岡崎といったいつものメンバーでした。湯浅さんは北朝鮮の戦いぶりに拍手を送りながらも、その単調さんにつけ込めなかった日本の選手に物足りなさを感じられたようです。なるほど。


◉日本代表:威圧感はなかった平壌でのアウェー。課題は控え組の充実(後藤健生
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2011111521344102.html
平壌での北朝鮮戦の敗戦も、最大の敗因はメンバーを変えたことによる戦力ダウンだった。もちろん、そういう事情だからこそ、すでに3次予選突破が決まった後の試合に、普段ゲームに出ていない選手を出したザッケローニ監督の判断は完全に正しい。しかも、11人のうちほぼ半数のメンバーを変えたのも正解。たとえば、ジーコ元監督がよくやったように11人全員を変えてしまったのでは、チーム力が落ちすぎて若い選手たちが落ち着いてプレーできないし、たとえうまくいったとしても、まったく別のチームが2チームできてしまうだけだ。本来のチームに新戦力を馴染ませるためには、チームの約半数を入れ替えたザッケローニ監督の選択は完全に正しかった。だが、結果として戦力は大きく落ちた。最も影響の大きかったのは、最終ラインの守備力だった。センターバック吉田麻也内田篤人がオフとなり、栗原勇蔵伊野波雅彦が入った最終ライン。コンビネーションもおかしかったし、何より相手選手に寄せていく動きが悪く、ゴール前で相手選手を自由にさせすぎてしまった。失点の場面でも、栗原勇蔵はヘディングの競り合いでもっと激しく競りかけるべきだったろう。一方、中盤では、遠藤保仁という余人を持って替え難い選手を休ませたのだが、こちらは前半の途中で中村憲剛ボランチに下げたことで立て直せた。本田圭佑香川真司、遠藤と3人の主力MFがいなくてもあれだけできるということは、改めてMFの層の厚さを示すことにはなった』
 

◉この貴重な体感をポジティブに次へつなげよう(湯浅健二
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/11_j_vs_dprk_2.html
『それにしても、北朝鮮が最後の瞬間までブチかましつづけた、攻守にわたるダイナミズム(迫力や力強さ)は、スゴイの一言だったね。攻守にわたり、とにかく全ての局面シーンで「必ず勝負にくる」北朝鮮。彼らが繰り出しつづけた、ボールがないところでの動き(全力スプリント)の量(≒闘う意志)は、ハンパじゃなかった。守備。彼らは、どんな厳しい状況でも、常に全力でボールを奪いにくる。何度抜かれても、マークを外されても、決して諦めることなく、全力で追いかけ、次、その次と、強烈なパワーを秘めた粘り強いディフェンスを仕掛けつづける。彼らが展開した忠実なチェイス&チェックと、その周りで展開されるボールがないところでの効果的なボール奪取(次を狙う)アクションは、まさに「有機的に連動しつづけるハイレベルな組織ディフェンス」そのものだった。そんな「強烈な闘う意志」は、もちろん次の攻撃にも確実に反映されていく。そう、ボールがないところでの全力アクションの量。「質」は別にして、スペースへの飛び出しとか、クロスボールへの突っ込みとか、その忠実な全力スプリントの応酬には、拍手せざるを得なかった。とはいってもサ、そんな、北朝鮮がブチかましてくる、「あり得ないくらい」に強烈なダイナミズム(前へ、前へと突っ掛けてくる勢い=強烈な闘う意志)を、日本代表が、うまく「いなせなかった」ことには不満が残ったですね』