ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

時代によってアイドルという言葉の使われ方も変わって行く。

なでしこの決勝戦まで時間があり、落ち着かないときを過ごしています。なので『AKB 生歌下手くそ事件』について書こうと思います。いつも秋元ビジネスに厳しい私ですが、今回は同情的です。「こんなもんでしょ」と思ってます。たしかに、もっとうまく歌えるアイドルはたくさんいますよ。この前の TIF でもバンドをバックにそつなく歌っているグループはたくさんありました。でも、そもそもアイドルって歌唱力で勝負するもんではなかったですよね?



◉「FNSうたの夏まつり」でAKB48の生歌が「ひどかった」と話題に
http://news.livedoor.com/article/detail/6839290/
『8日に放送された歌番組「FNSうたの夏まつり」(フジテレビ系)に出演したAKB48の生歌が「ひどい」とネット掲示板で話題になっている。同番組で、一番手に登場したSMAPの次に、AKB48が「ヘビーローテーション」を生歌で披露。このAKB48のパフォーマンスに会場の国立代々木競技場第一体育館は大盛りあがりだったが、ネット掲示板では「予想以上にヒドイもんだな、そりゃ口パクにするわ」「普段歌ったことないの丸出し」「何でこんなに音程が不安定なんだろ。本番だよ?」「せめて一人くらい歌が上手い人居てもいいと思うんだけど」と散々な評価だった。なかには「激しく踊りながら歌うって基本的に無理だよ」と、AKB48の生歌に理解を示す声もあった。また、生歌以外にもAKB48グループに対し、批判が相次いでいる。全84曲中、14曲でAKB48グループのメンバーが登場した為、ネット掲示板ツイッターでは「AKB好きだけどさすがに出過ぎ」「AKBとか、もうイイよ」「AKB、いい加減出てくるのやめて欲しいぜ」と、AKB48グループの出演回数に苦言を呈するコメントが続出していた』


時代の変化を感じます。いま起こっているアイドルブームは、ライブが中心なんですよね(秋元ビジネスにしたって、主戦場は握手会です)。いくらアイドルに歌唱力を求めるのは違うと言ったところで、フェスでいくつものグループを見れば、その差は歴然となります。恐ろしいですね。もちろん、歌唱力だけが問われているのではありません。ヘタでもそれが魅力的に響くグループだってありますから。ももクロは完全にそうですよね?


今回の騒ぎ、指原の事件が影響してると私は思います。指原のスキャンダルに対して、HKT48 に移籍させ騒ぎを鎮火した 秋元康 の手腕に評価を与えた人も多かったようです。しかし、あれこそが敗着の一手だったのではなかったでしょうか? ほとぼりが冷めるまでそのまま博多で活動させていれば違ったかもしれません。ですが、そうしなかった。それまで以上にテレビに露出させたわけです。これは「ひたむきさ」をアピールしていた 秋元ビジネスにとって、やってはいけないことだったのでしょう。


そんなことは 秋元康 もわかっていたはずです。それでもそうしないといけない理由がどこかにあるのでしょう。そのことは非常に気になります。秋元康 ですらコントロールできない強い力が働いている。ブームが完全に終わったら、その謎も明かされるのでしょうか?


ネット上で感じる 秋元ビジネス終わった感 は、日に日に強くなっています。このあと、東京ドームを3日間埋めて、またメディアで大騒ぎするでしょう。ですが、それでこの冷えた空気が変わるとも思えません。秋元ビジネス の生歌が酷いなどという言いがかりが、ここまで話題になること自体、その証拠だと思います。