ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

スマイレージ『プリーズ ミニスカ ポスト ウーマン!』は和田彩花に捧げられた曲。

きょうはスマイレージが西宮に来てたんですよね。行けなかったのでスマイレージの文章を書きますよ。これまでもハロプロの歌詞を解読する文章を書いて来ました。でも最新曲で「未来はミステリー」と歌われてしまったので、歌詞から未来を予言するという、私のスタイルでは非常に書きづらくなっていますw そんな中、以下のような文章がありましたよ。



スマイレージにみる「アイドルと物語性」(結城昌弘)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140429-00624476-sspa-soci
『今回は、そのスマイレージの足跡を辿りながら、そこからさらに「アイドルと物語」という、アイドル語りでは定番ともいえる視点についてあえて考えてみたいと思います。(中略)ですが、ここで言う物語というのは、確定された「ストーリー」ではないということです。もちろん、プロデュースする側のコントロールもあるでしょう。ですが、フィクションとして作られた架空のものではなく、現実に存在する“生もの”を扱っているわけですから、100%計算通りの完璧なハンドリングはあり得ません。なので、最初から最後まで用意された世界ではない……わけですが、物語がそこにあるとも思います。これを考えるうえで引っ張り出したいのが、自分の居るゲーム業界でも最近聞かれる「ナラティブ(Narrative)」という捉え方です。ナラティブとは、直訳すれば「物語」なんですが、「ストーリー」とは意味合いが違います。定義については今現在でも様々な議論や解釈がありますが、ここでは自分なりの咀嚼で言いますと「置かれたトピックの行間から物語を“感じる”」ということです』



『プリーズ ミニスカ ポスト ウーマン!』のキャプションで『前田在籍時最後のシングル。「物語は続く」という一節にグッとくるものが……』とこの人は書いていました。でも、この曲はそんなかわいい解釈で片付けてもらっては困るのです。だってテーマは「教育」なんですから。だから注目すべきは「物語が始まる」の方なんですよ! メジャーデビュー曲『夢見る15歳』から始まったストーリーがあるのに、なぜ『プリーズ・ミニスカ・ポスト・ウーマン』でも「物語が始まる」になっているのか?


◉アイドル戦国時代はなぜ終わったのか?
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20140314/1394738981


 ♪ 恋をしてる自覚症状 フリル好む夢見る少女
   Let’s go now 女を上げるチャンス!
   カワユク 程良く 恋するチャンス! 物語が始まる


前に『プリーズ ミニスカ ポスト ウーマン!』を取り上げた時には「フリル好む少女が女を上げるチャンス」ってなんのことだよって書きましたw でも、その謎が解けたんです。リーダー和田彩花の著書を読んだらわかりました。この本は「かわいいに注目して絵画をたのしむ」本だったのです。「フリル好む夢見る少女」とは彼女のことだったんですよ。



つまり『プリーズ ミニスカ ポスト ウーマン!』は、スマイレージがこれからピンチに陥るが、そこは和田彩花が頑張ってグループを引っ張って行くしかないと書かれているのでしたw リーダーとしての自覚を促したのでしょう。いいかげんに目覚めろ!と。だから MV でも意味不明に思えた寝過ごしからスタートしているのにもちゃんと理由があったのです。もちろん、ただ頑張れと言うだけでなく素晴らしい楽曲を用意したわけですよ。名曲ですよね。