ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

『おそ松さん』好きな人、ちょっと来て。

少し鬱になってたみたいです。ここ数日やたら身体が重かった。大澤真幸さんの新刊『サブカルの想像力は資本主義を超えるか』やビデオニュース観てて気づきました。最終課題で「働きたくない」って気持ちを全面に出して書いたんですけど、その毒にやられたみたい。本を読んで乗り越えよう。大澤さんの新刊では、『おそ松さん』がマックス・ヴェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』や桐野夏生『OUT』、メルヴィルバートルビー』を使って説明されています。六つ子にとって仕事とは何かです!



六つ子は資本主義に抵抗していたのか。感動したよ。いや資本主義どっぷりの私が言うのもなんだけど。そう、そのことが鬱につながった気がする。この本は早稲田大学文化構想学部で2016年度(秋学期)に行った授業をベースに制作されています。『おそ松さん』の他には、『シン・ゴジラ』『DEATH NOTE』『君の名は。』『この世界の片隅に』『逃げ恥』などが取り上げられています。わかりやすく書かれているのでオススメですよ。


そうだ。『この世界の片隅に』の玉音放送後、すずさんが激昂してるシーン。私も違和感を持ったのですが、その理由がゲマインシャフトゲゼルシャフトという言葉を使って完全に説明されていました。すごいな。批評再生塾でその映画を課題に出された斎藤環さんにも読んでもらいたい。