ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ごはんができたよー。

長らくブログお休みしてました。珍しく観光を頑張ってたので書けなかったんです。いま、サランスクからエカテリンブルグまで夜行列車で24時間。朝8時に着いて、アパートに到着して、スーパーに行き、軽く食事をして、ネットでコロンビア戦の動画などワールドカップ関連をチェックして、やっと落ち着いた感じです。ここでやっと休めました。スーパーでお米も買ったし、これで安心です。




6月13日(水)インスブルック➡︎ウィーン
6月14日(木)MQ、宮殿の演奏会
6月15日(金)洗濯、スペインVS ポルトガル
6月16日(土)美術史美術館、楽友協会、24:40ウィーン➡︎
6月17日(日)➡︎4:05モスクワ、合流
6月18日(月)現代美術館、赤の広場、19:08➡︎ 夜行列車
6月19日(火)5:03サランスク、15:00日本 VS コロンビア
6月20日(水)6:13サランスク➡︎
6月21日(木)➡︎5:59エカテリンブルグ



19日は日本の勝利もあって大変な1日になりましたが、それを書く前にウィーンに移動した日に戻ります。レイル・ジェットという特急列車に乗りました。4時間ほどだったかな。車内で日本人女性に話しかけられました。その女性の指定した席に誰かが座っていたようです。私は自由席だと思ってましたが、指定された席の場合、頭上の番号のところにマークが入ったりしてるようです。車内は空いていたので、私の隣に座ってもらい、ザルツブルグで降りられるまで会話しました。彼女も夫さんと合流してワールドカップに行くと言ってました。


今回の宿泊先は、ウィーン式カプセルホテルです。ウィーン中央駅のすぐ近く。写真撮るの忘れたな。基本はゲストハウスなんですが、ベッドが木の箱のような感じで覆われてて、一応、プライベートが守られる風になっています。1泊2000円ほど。ウィーンでは、美術館やコンサートに行く予定だったので、宿代は安く抑えたかったのです。偶然かもしれませんが、このゲストハウスは女性客が多かったです。私たちの部屋は4つのベットがあり、初日は上海から来た男性がいたのですが、それ以外の日は私を除いて全て女性でした。大学生ばかり。初日の夜は、周囲を歩いて見つけたアジアフードのレストランで食べました。タイカレーで1000円ほど。



2日目はまずカールスプラッツ駅に行き、楽友協会に向かいました。どれを観ていいかわからなかったのですが、最終日にある『フアン・ディエゴ・フローレス&フレンズ』のチケットを購入しました。バルコニー席で60ユーロ。これはポスターも貼られていて期待できそうだと思ったのです。チケットを購入して、近くのカールス教会に行きました。その前でモーツァルトの仮装をした人物に呼び止められました。コンサートのチケットを売ってるようです。シェーンブルン宮殿での演奏会の当日チケット、会場中ほどの席60ユーロを45ユーロで販売。宮殿に行く予定はなかったのですが、これは何かの縁だと思い購入しました。


また地下鉄に乗り、すぐ近くのミューアム・クォーター(MQ)に向かいました。今回のウィーン訪問の目的、クリムトとエゴンシーレを観るためです。エゴンシーレ作品の数々もカッコよかったですけど、クリムト『DEATH AND LIFE』が本当に素晴らしかったです。来てよかった。他にもいろんな作品を観ることができました。オーストリア出身の億万長者ハイディ・ホーテンさんのコレクションで、現代アートの作品も観れたんです。





◉The Heidi Horten Collection
https://www.leopoldmuseum.org/de/fuehrungen/wowgratisprogramm



都築響一さんの本で観たアンディー・ウォーホールの『flower』も観れました。本物ですよw シャガールピカソルノアール奈良美智など、次々に展示してあって「ワオッ! 」って本当に声が出るような展示でした。そして隣の現代美術館にも。草間彌生さんの『シルバー・ドレス』やオノ・ヨーコさんの『ホワイト・チェス』など。日本にいる時、もう一つこの場所で観たい作品があるのを見つけていました。パリと京都を拠点に活動するアーチスト池田亮司さんの『micro / macro』です。16:00から22:00にホールBで上演されています。8ユーロ。



(写真)草間


次の日の朝、私の下のベットで寝てる大学生とお互いどこに行ったかを情報交換をしました。彼女に撮ってきた写真を見せたんです。池田亮司さんのも見せました。その日の夜、興奮気味に『micro / macro』に行ったと話してくれました。会場にも若い観客が多くて、ちょっとアトラクション的に楽しまれてる感じもありました。口コミで来場する人も多いんでしょうね。


ここまでで結構疲れていたのですが、20:00の演奏会まで時間があります。まずSPARに行って、インスブルックでも食べたカッテージチーズとトマト、スーパーフードのキヌア(かな?)などのサラダを3ユーロで購入。その場で食べました。そして、時間は早いけど宮殿があるシェーンブルン駅に。周囲でどこかでサッカー観れるとこがないか探します。でもなかった。


宮殿の庭園を見ながらスマホで音楽を聴いて過ごしていたら少し寒くなって来ました。私はクラシックをほとんど聴いていません。どういう演奏だったか説明はできません。でも、聴き方が少しわかりそうな気がしたんです。繊細な音の響が形となって立ち上がっていくのを感じれそうになりました。しかし、後ろのおばさんがパンフレットで顔を仰ぎ出したんです。パタパタと音を立てて。信じられない。足を組み替えるたびに私の椅子で音を立てたり。他にも話しだす観光客が何人もいました。京都のように地元住民と観光客でトラブルになることはないんですかね?


楽器の演奏を生音で聴く場合、ノイズは極力抑えないといけないことがわかりました。演奏の音は簡単にノイズに負けてしまうのです。慣れればノイズを無視することも可能なんだろうか? 雰囲気を楽しむために来たはずなのだけど、演奏がどうのという以前に観光客向けのショーという感じでした。でも行ってよかったです。会場は素晴らしかったですし、最終日に観るコンサートの予行演習になりました。



シャワーを浴びて、買っておいた果物やナッツを共有スペースで食べます。それが晩ごはん。そこで棒ラーメンを茹でてる日本人女性がいたので話しかけました。ヨーロッパの友人たちを訪問して回っているそうです。他にも一人旅の女子を多く見かけました。ウィーンは女子に人気の街なのかも。


3日目。私のこの日の最重要課題は洗濯です。コインランドリーが徒歩10分圏内にあることはスタッフに確認してありました。駅の反対側にある綺麗なコインランドリーでした。ところが、乾燥まですると12ユーロもするようです。それでも洗濯はしないといけない。決意は硬いです。なのに洗濯はできませんでした。クレジットカードが使えなかったんです。理由はわからない。機械に拒否されました。


それだけではなく、最悪の失敗をします。ランドリーが空くまで近所のショッピングモールに行って、朝ごはんを食べることにしたのですが、ここで小麦を食べてしまったんです。豚肉の焼いたのと、野菜炒め、コーンの付け合わせ、のセットで8ユーロほどでした。ところが、おばさんはお皿の上にそれらを盛ったあと、豚肉にソースを書けたんです。ブラウンがかったマッシュルーム入りのクリームです。美味しそうでした。


でもこれ絶対に小麦入ってるでしょう。あと私がコーンだと思ったのは、マカロニの小さいのにチーズがかかったものだったんです。小麦だらけ。でもソースをどけてお肉を食べました。美味しかったです。昼からは寝ていました。顔が熱くなり頭がガンガンしています。ちょっとした酩酊状態です。小麦とはなんなのか? 


起きたのは夕方。近所のマンションから歓声が聞こえたんです。しまった! 今日はスペイン VS ポルトガルの試合がある日でした。まだ少し頭が痛かったのですが、それでも周囲のBARを探しました。3−3。面白い試合でしたね。私はまだ頭が少し痛かったのでコーラを注文しました。そのBARは夕方で閉店していたようですが、店主も一緒に飲みながら観戦してたんです。そして、私に「ウィーンのコーラだ」と言ってショットグラスに入った甘いお酒をくれました。


どちらを応援してると聞かれたのでスペインだと答えたら、「ハーン?」って感じで理由を聞かれました。「次のシーズンからイニエスタが日本のチームに来るんだよ」と言ったところ、かなり驚いて次々に質問して来ました。何年契約だ? いくら払ったんだ? どうしてそんなお金が出せるんだ? さあ、どうしてなんだろうね?(つづく)