ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ごはんができたよー。6

続けて書きます。メイドカフェのことは以前書きました。「世界萌えめぐり」からご覧ください。6月23日は朝起きて軽く食事して、オペラ座の近くにあるパペット劇場に向かいました。前日オペラ座にチケットを買いに来たとき、周りを歩いていて見つけました。窓に貼ってあるポスターにセンスを感じたんです。人形劇です。



6月20日(水)6:13サランスク➡︎
6月21日(木)➡︎5:59エカテリンブルグ(夜行列車)
6月22日(金)メイドカフェ
6月23日(土)パペット劇場、血の上の聖堂、オペラ鑑賞
6月24日(日)20:00 日本 VS セネガル
6月25日(月)12:05エカテリンブルグ➡︎ 16:00チェリャビンスク(バス移動)
6月26日(火)10:10チェリャビンスク➡︎ 10:40ヴォルゴグラード(飛行機)




子供たちでいっぱいです。でもバカにできないですよ。この施設は非常に教育的な場所でした。演目は魔法少女が悪いヤツを倒す話だなと理解したんですが、『バーバ・ヤーガ』というロシアの民話でした。人形の方はもう少し可愛かったんです。名前だけは知っているけど。これもメイドカフェでポスターの写真を見せて教えてもらいました。非常にカラフルなセットで言葉がわからなくても楽しめました。特に後半開始の幕が上がり、雪景色に変わったセットにはハッとさせられました。


しかし! この演目90分あったんです。長い。間に休憩を挟み、前後半45分ずつ。少女たちは着飾った衣装で、休憩時間にお茶やお菓子を食べに行くんです。子供の頃から観劇の訓練をしてるんでしょうね。劇場内には怖い見回りの先生みたいなのもいました。着席しない子がいれば叱り、高くして見えるようにするクッションを振り回してる子がいれば行って叱り。私も写真を撮っていて同じように叱られました。教育なのはわかりますがみんなわいわい騒ぎながら見てるので写真くらい許してくれ。決死の覚悟で数枚撮りました。怖いんだよ。



18:00からはオペラ鑑賞。この劇場は1912年に設立されています。100年以上経っている。4階だったかな、歴史を紹介する展示物もありました。演目は新作だったようでバイクが登場したりもしていました。もしかしたら昔の演目のリメイクかもしれません。女に振られた男がパーティー会場で酔っ払ってヤケになり、椅子をぶん投げたのが前半のハイライトだった。私はここで帰ってメキシコ VS 韓国が観たかった。しかし甥っ子は最後まで観たいと言うので残りました。


後半開始から10分。男はシベリアかどっかで銃殺されます。で場面が変わって宮殿のパーティー会場。バレリーナが踊ります。これは素晴らしかった。オペラ専用劇場で直近に観れるバレエ。バレエもサッカーと同じで近くから観ないといけないな。前日の『白鳥の湖』が観たかった! このシーンは舞台後方にある幕が鏡のようになっていて観客席がそこに映っていました。登場人物も客席に現れ、会場全体がパーティー会場という演出だったようです。ラストを見たところ、手紙の行き違いで男の運命が狂ってしまったとかそんな感じでした。


24日、25日の話は既に書いたので、やっと追いついた26日。ネットの情報では鉄道を使うとチェリャビンスクの空港まで1時間半かかる。ホテルにタクシーを依頼しました。高い方と安い方どっちがいい? もちろん安い方。400ルーブル(800円ほど)。エカテリンブルグから移動できなかった人は案外多いようで、このホテルの朝食場所にはスウェーデンやメキシコのサポがいました。あと空港ではウルトラス山崎さんたちと再会。他に日本人はいなかったかな。プライベートジェットくらいの大きさの飛行機でした。



そういえば、空港までのタクシーが KIA の車で、運転手が本当は日本の車を買いたかったが、高くて買えなかった。あと、カーステが標準装備されてないというようなことを言ってました。確かに、この車のサウンドはよかった。結構ロシアはベースを効かせた音楽をガンガン鳴らした車が走ってます。この車はもっとバランスのいい音で、テクノ調の曲にボーカルが乗ってる曲とか、トラップとか、FMだけど DJ が繋いでる音楽がいい感じで鳴ってました。いいよ!とか言ってたら音量をあげてスピード上げ始めました。車線も無視。あの映像を思い出した。



ヴォルゴグラードでもアパートを予約していました。空港まで迎えに来てくれるとのこと。大家さんの息子さんと彼女が迎えに来てくれました。二人は大学生で工業エンジニアとのこと。空港とスタジアムを結ぶバスに乗り40分ほど。暑い。バス停から歩いて10分ほどの一軒家に案内されました。まだ改装中で工事中の部屋もありました。1階には前日に勝利していたサウジのサポーターも。彼らは帰りの航空券を持ってないので困ってる。君たちは持っているかと確認されましたw こいつら悪いヤツではなかったけど、台所で思い切り焦がした鍋を放置して行きやがった。めっちゃ洗うの大変やったで。


夕方からは大家さんとその友達の英語を話せる女性が街を案内してくれました。この街はかつてスターリングラードと呼ばれ、第二次世界大戦ではドイツとの激しい攻防が行われたことで知られています。死者の名が刻まれたモニュメント「永遠の火」やマザーランドコールズがある丘に行きました。暑い。



階段を登って丘に向かう途中、カタールの放送局アルジャジーラの取材陣に捕まりました。日本代表について語ってくれ。収録がなかなか始まらない中、以前サッカーキング・ハーフタイムに出演されていた青山知雄さんが階段を降りてこられました。私は青山さんの現地情報を楽しみにしてたんですよ。現在は DAZNや GOAL TVなどで仕事されてるようです。この日もこれからスタジアムのモスキートがどうなってるか取材に行くと言われてました。ピッチ上にも虫がいっぱいいると話題になってますよね。一応薬が撒かれたそうですが、ヴォルガ川が近くにあり、そこで発生した虫がいっぱい飛んでくるそうです。


アルジャジーラ・デビューはちょっとしてみたかったんですけど、暑いので先を急ぎました。そのあと、旧製粉所にも行きました。写真の通り広島の原爆ドームを思い出しますよね。こちらは再建されたものだそうですが、広島とヴォルゴグラード姉妹都市だそうです。戦車もたくさん展示してありました。大家さんが写真をいっぱい撮ってくれたのでそのうち掲載します。


あと「ヴォルゴグラードは砂漠の中にあるのか?」と質問してみました。ヴォルガ河ともう一つの川に挟まれてこの街はあると言ってました。確かにこの街自体は緑が多いんですけど、砂漠の中に流れる大きな河によってできた街なのかな。これだけ暑いと普通はスコールがあると思うんだけど、まったく雨が降りそうにない。(つづく)