ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

田島貴男、lyrical school、笑福亭鶴瓶。

 

昨日は鶴瓶さんの落語会に行きました。落語を生で観るのは2回目です。中学生の頃、狂言と落語を一緒に観る会みたいなのを京都で観たんです。親がチケットを買ってきて「今、若者に大人気の桂枝雀が出演する」とか言われて。あとは狂言と、桂米朝茂山千五郎(だったと思う)が対談をしました。そのとき以来。週末は東京でライブを2つ観たので、成田から高知に帰らず、朝 7:30の飛行機で松山に飛びました。ステージのすぐ近く。前から2列目。鶴瓶さんはお客さんをしっかり観て話す方なので、めちゃくちゃ緊張しました。気持ちよく寝れる場所ではないw

 

 

3部構成で、最初がフリートーク。これはテレビで観るような鶴瓶さんのトーク。街でいろんな人に話しかけられるとか。鶴瓶さんやさんまさんって普通じゃないですよね。テレビってやっぱり異空間であるはずなのに、テレビで観る鶴瓶のまんまの状態で現実と行き来してる。実際には違うかもしれないけど、イメージとしてはそうです。例えば、中居正広が街で歩いてるのを観たとして、話しかけようとは思いません。でも鶴瓶さんと商店街で出くわしたら、何を話したらいいかと私も考えてました。「夏菜子ちゃんによろしくお伝えください」とか。大スターのはずなのにね。

 

2つ目が落語の中に鶴瓶さんの師匠・笑福亭松鶴のエピソードを交えた演目。松鶴ヒロポンをやっていた。その一言が頭から離れず、ずっと痺れたような感じで観ました。そして、20分休憩が入って、最後は古典落語『らくだ』でした。それはもう登場から違った雰囲気で、いつもの鶴瓶さんとはまったく違いました。面白かったです。落語がどういうものかわかった気がしました。現在はコロナ禍で、みんな正しい発言を強いられるような状況があります。そんな中でまったく違う価値観の世界に空間移動できる。この演目、かなりめちゃくちゃなんですよ。不謹慎極まりない。でもそれが開放感に繋がる。何度も観たくなる感じがわかりました。やはりどうせ体験するなら、ディープなとこを体験しないといけないですね。最後にカンカン踊りのお囃子で厄払いして帰す感じもさすがって感じでした。行ってよかったです。

 

 

今回の東京は、新大久保に行きたいこともあって、歌舞伎町で泊まりました。東宝が新しいホテルを作ったんです。予約してたけど行くまで知らなかった。新宿西口からガードを潜って、西武新宿の駅前に出て驚きました。歌舞伎町の真ん中にビルがそびえ立っていました。ホテルの部屋から街を見下ろし「いつかこの街の No.1 ホストになってみせる」と呟いてみました。昔、そんなマンガがあったんです。夜中にはパトカーの「はい、そこ道からでて騒がないように」みたいなアナウンスで起こされたり。でも若い人が増えましたよね。深夜でもいっぱい。みんな新宿駅から新大久保の韓国街を目指して、歌舞伎町を通り抜けていく。風俗店もたくさんある。そういう若い女子をターゲットにホストクラブの宣伝カーが走り回ってる。面白かったです。

 

まず田島貴男さんのライブに行きました。でも久しぶりの渋谷で迷い、遅刻しました。でも『 It's Wonderful World 』に間に合ったからオッケーでしょう。素晴らしかった。「こんなにいい曲だったけ?」と思うくらい。音響もよかった。1曲1曲サウンドメイキングされてて、楽しませてもらいました。田島さんも相変わらず超絶な歌を聴かせてくれたんですけど、今回は少し心配になりました。吉本隆明さんと大塚英志さんの対談本をこの前読んでたんですけど、そこで吉本さんがシンクロナイズド・スイミングを批判されてるんです。「こんな身体をいじめるような競技は今すぐ無くせ」と。田島さんも2回くらい酸欠になるような歌唱をされてて。もちろん凄いんですが、これはよくないと思いました。これまで煽るような文章を書いてたので反省してます。今日まで配信で観れます。

 

『田島貴男ひとりソウルツアー2020 @TSUTAYA O-EAST』生ライブ配信決定 / NEWS / ORIGINAL LOVE OFFICIAL WEB SITE

 

 

次の日、よみうりランドのらんらんホールで行われたイベント。フィロソフィーのダンスlyrical school の2マン。タイトルにフィロソフィーのダンスを入れなかったのは酷評するからです。ファンは読まないで。SONYレコードに移籍してから初めて観るライブです。昨年観た京都でのボロフェスタのライブが最高のサウンドだったので、かなり不安がありました。予想通りサウンドは悪化してました。ボーカルはしっかり聴けたので最悪ではなかったけど。でも低音域はボロボロ。濁った音で気持ち悪くなった。会場のせいかと思ったけど、そのあとのリリスクはよかったので。

 

メンバー自体は素晴らしいパフォーマンスを見せてただけに、可哀想だった。あと、気になったのは「日向ハルフィロソフィーのダンス」というグループに見えたことか。以前は4人それぞれの声を活かしたサウンドを作ってたけど、今は日向さん中心。もちろん彼女のボーカルは魅力的だけど、それが露骨で歪にも聴こえた。「日向ハルの本格的なボーカルとメンバーのコミカルなダンスが魅力」そんなテンプレが容易に想像できた。こういうディレクションをしているとグループの寿命が縮むと思う。わかりやすく売り出したいんだろうけど。

 

 

続いて lyrical school 。久しぶりに観たけど、よかったです。京都メトロで観て以来か。サウンドよくなってました。最後の方はバッチリでしょう。メンバーの感じも大きなステージで見劣りしない。あと新曲『 Bright Ride 』がよかった。最初に聴いたときはイマイチかと思ってたんだけど、ライブで化ける曲ですね。ハロプロ以外でそういうのに出会うのは珍しい。ハロウィン用に作った曲かもだけど、この方向は新たな可能性を示してるように思う。本多未南さんと risanoさんくらいボイトレやって歌えるようにしたら、もっとパワーアップする気がした。K-POP と戦えるグループなのかも。