ハノイの日本人

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京都サンガ、稲盛名誉会長に捧げる勝利。

 

 

 

 

開始38秒、いきなりキャプテン松田選手のゴールが決まりました。今季初ゴールだったのか。長井選手のスローインを豊川選手が頭ですらし、それを FW山崎選手がうまく納めて縦に走る武富選手にパス。武富選手は縦に仕掛けると見せながら相手DF2人を引きつけ、そこでマイナス気味に松田選手にパス。そこからは上の動画で観てください。最高です。

 

左にいるはずの松田選手が右サイドまで来ることで数的有利を作るのは、昨年からある京都の得点パターンです。以前はウタカ選手が中央で待っていてという形でしたが。開始早々から綺麗に決まりました。

 

 

とは言え、神戸もハイラインの京都の裏を狙って攻撃を仕掛けます。特に飯野選手が右サイドから上げる鋭いクロスは、怖さを持っていました。スリリングなスタートです。しかし、今日の京都は前への推進力が凄かった。前半8分。一度相手に奪われたボールを長井選手がプレスをかけて奪い返します。そこから綺麗にパスが回りましたよね。京都のテンポの速さに神戸はついて来れなかった。武富選手、山崎選手、武富選手、松田選手、三度武富選手、そして、豊川選手にボールが渡る。落ち着いて決めましたね。豊川選手の頑張りは観てきました。ついにサンガでのリーグ戦初ゴールです。よかった!

 

 

給水のあと、京都は3バックに変更します。開始時は4バックで白井選手が左サイドバック、右が長井選手でスタートしていました。ですが、麻田選手、井上選手、長井選手の3バックに、左ウイングバックに松田選手、右が白井選手に変更です。特に相手FW の汰木選手に右サイドの深いところを使われていたので、その対応として変更したのでしょう。汰木選手には勢いを感じました。しかし、神戸の勢いを止めることができたようです。2−0で前半終了。

 

 

後半。長井選手が交代して、本多選手がセンターバックに。恐らく、水曜日の天皇杯を考えた予定通りの交代でしょう。後半開始のホイッスルが鳴って、いきなり大ピンチ。京都キックオフで一旦ボールを最終ラインに戻したところで、井上選手が GK上福元選手に向けて踵でボールを送り出したところ、変な感じで転がり、上福元選手はボールを見て前に蹴り出しました。前を見れなかったのです。

 

蹴ったボールがプレスをかけに来た神戸の佐々木選手に当たります。佐々木選手はそのまま持ち出しシュート。決定的なシーン。しかし丁寧に蹴ったボールはポストに大当たり。京都は助かります。これを決めていたら本当にわからない試合だった。

 

 

さらに58分にも神戸に完全に崩されたシーンが。京都のスローインが神戸のプレスで奪われ、それを佐々木選手が持ち運び、ペナルティエリアに走り込んだ武藤選手にパス。シュートもできたと思うのですが、ゴール前に走り込んだ汰木選手にラストパス。しかし、ギリギリでゴール枠を外れます。稲盛さんが京都のゴールを守ってるとしか思えない試合になりました。勝ったな。

 

 

ピンチのあとにチャンスあり。GK上福元選手のロングフィードを山崎選手が頭でそらします。そのボールがルーズボールとなり転がったところで、豊川選手がいち早く抜け出そうとしたところ、相手DFに腕で妨害されます。笛が鳴ってDOGSO、一発レッドで小林選手退場。勝ったな!

 

 

久しぶりにスタメンに入った川﨑選手は80分に脚をつって交代します。でも今日のプレイはこれまでと違って、闇雲に突進する感じではなく、全体を観ながら危険なスペースを消すなど、いい感じでプレイできてたように観えました。今後も期待です。

 

 

83分には今日大活躍の豊川選手が退きます。ウタカ選手の投入。最初のプレイで相手DF にプレスをかけまくりスタジアムを沸かせます。さらに、86分には FW木村選手とのパス交換で決定機を演出。木村選手のシュートは素晴らしかったのですが、ポスト直撃。惜しい!

 

 

さらに95分、木村選手が相手DF にプレスをかけると中途半端なバックパスがGK前川選手に転がります。そこにさらに木村選手が向かったところ、前川選手のパスがウタカ選手の前に転がるのです。決定的なチャンス! ウタカ選手は冷静にループ気味のシュートを無人のゴールに放り込みます。外れた。この試合の締めくくりとして最高だったのに。まあ仕方ない。まだコンディションが完全ではないのでしょう。

 

 

7試合ぶりの勝利。ずっと際どい試合を続けてきました。今日の試合もそうですが、ほんの少しのところで勝敗が分かれるのです。京都は順調に積み上げてきてるのですが、今日負けてたら、変な雰囲気になりそうだっただけに、この勝ちは本当に大きい。面白い試合でした。