ハノイの日本人

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なでしこ、スウェーデン戦を見直し。

 

今回オセアニア向けの SiM を日本で買って行ったのですが、無制限ではありませんでした。ホテルは wifi が使えるだろうし。でもライブストリーミングなどでは苦戦。なでしこの最終戦も、日本に帰ってからになりました。

 

 

まずこれから行きましょう。スタジアムにいるとき、かなりイラついてました。試合前、主審がスイス人だと発表されたからです。なぜ大事な試合で、対戦相手であるスウェーデンと同じ ヨーロッパEUの審判が登用されたのか? これは試合内容を左右する、日頃からサッカーを観ているファンは思ったことでしょう。

 

私のいた席は、この試合で入った3つのゴールから遠い位置でした。しかもスタジアムではリプレイがない。よく確認できなかった。後半にあった藤野選手のフリーキックは、完全にゴールだと思っていました。

 

しかし試合を見直したところ、ほとんどの場面でフェアな判定がされていました。まあ日程的には日本の方がかなり有利でしたからね。公平さはあったのかも。サカノワが指摘するハンドについては、まさに「ボールが予期しないところから来て腕に当たる」だったので、これについては誤審ですね。協会が FIFA に質問状を送って欲しい。

 

 

「ゴール前で徐行するな」の断幕、私のところからも観えました。サッカー狂会の方々が来てるんだなと。後藤健生さんも来られていた。現在の なでしこが 2018年から積み上げられたチームであると記事に書かれています。

 

 

 

スウェーデン戦の見直しです。下の FIFA+ をクリックすると長めのダイジェストが観れます。もちろんサイトにはフルマッチも上がっています。

 

 

結果として1−2で負けたわけですが、前半はチームが予想しない内容だったにも関わらず、1失点で済んだことは上出来だった。特に相手トップ下、9番アスラニ選手の2本の決定機はやばかった。熊谷選手が競り負けそうになりながらも、なんとかボールに触りシュートを逸らさせたやつ。そして GK山下選手が指先ギリギリ触ってポストに当てさせたシュートも。どちらか1つやられてもおかしくない。2人とも集中してた。前半0−1は上出来。

 

それだけにハーフタイムの修正が中途半端だったのが悔やまれます。遠藤選手を入れたのはいい。でもそれだけ。中盤の強度を上げる対策はなかった。試合後にも書きましたが、中盤の強度に問題がありました。そもそも長谷川選手を攻守、両方の中心にすることが問題だと私は思っていました。ボランチは長野選手と林選手に任せ、長谷川選手は前にいて欲しかった。

 

昨シーズン、強豪マンチェスター・シティに移籍し、慣れないアンカーの位置でレギュラーを獲得した長谷川選手。かなりの疲労があるはず。グループリーグ突破を決めてからは、先を見据えて自らペースを落とした部分もあったと思いますが、パス精度は少なからず落ちていました。

 

それでもリスク管理をしながら前に出て攻撃参加していたわけです。長谷川選手が前に出た後、そのスペースをカヴァーしたのは 3-4-2-1 のシャドーの右側に入ってた藤野選手です。彼女も攻撃で活かしたい選手ですが、下がってその位置に入っていました。安定しない中盤。もう一人のボランチ長野選手や、その後ろの熊谷選手には負担がかかっていました。

 

そして、もう一方のシャドーが今大会5得点の宮澤選手。彼女もスウェーデンが右サイドからの攻撃を重点的にしてきたことから、下がって守備に力を割きます。ボールを奪っても相手の同サイド圧縮で囲まれ、なかなか前に出て行けなかった。ここについては後半に入り遠藤選手を入れて、攻撃の強度を上げたわけです。

 

後半の2失点目は、長野選手のハンドからでしたが、その前に不安定な中盤の問題があったと思います。

 

 

なんか厳しいことを書いていますが、今大会のなでしこジャパンについて、私も成功したと思っています。それだけにスウェーデンに勝って欲しかっただけで。

 

とにかく大事なことは、2011年の呪縛がやっと解けたことです。やっと技術力の高い なでしこの選手たちが注目された。今回のサッカーは魅力的だった。池田監督の続投を私も支持します。今後の活躍に期待!

 

 

おやおや、そう言えば 2027年大会の開催国ってまだ決まってないですよね? FIFA会長が なでしこの試合を何度か観にきてたけど、もしかして日本開催が候補になっていたりする? 日本の夏が異常な暑さじゃなければ大歓迎な話だけど。どうなるでしょうか?