『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』観てきました。面白かったです。ガンダムSEED は2002年に放送開始されたアニメですが、当時、女子ファンを獲得したことで話題になりました。私もゆるく観てました。そこでハッとしたのが「ナチュラル」という言葉です。
この作品では、遺伝子操作をされた人間を「コーディネイター」と呼びます。主人公もそうで、ガンダムの操縦などで優れた能力を発揮するわけです。一方、通常の人間は「ナチュラル」と呼ばれており、必ずしもそれで能力が劣ることはないですが、やはり「優生思想」という言葉がちらつくわけです。
私が関心を持ったのは、別のことでした。「ナチュラル」という言葉が、1993年あたりに SMAP木村拓哉を売り出すときに採用されたワードだったことです。ひらひらの服を着た不自然な存在である「アイドル」に対して、木村さんは「ナチュラル」を打ち出して行った。例えばアイドルでありながら、彼女の存在を公言したと言うように。
実際に関係があったかどうかは別にして、今回、ジャニーズが消滅した後に、この映画が公開される偶然を見逃すわけには行きません。感想を書きます。
最初は「昼メロかよ」とか思って観てたんです。主人公のキラ・ヤマトはヒロインのラクス・クラインと既に同棲しています。でも二人は忙しさのあまりすれ違う毎日。そこに今回の敵であるオルフェが登場して、ラクスを口説きまくるのです。しかしヤマトは「僕なんて・・・」とそれを観て何も言わずに仕事に戻ります。大和男児は既に死んでいるのです。
この映画のテーマは「LOVE& PEACE」ですが、それをこの時代の日本で成立させることの難しさを描いています。みんな戦争を嫌がっても、選挙には行きません。意思表示はしない日本人です。ラクスは素晴らしい女性です。でも主人公のキラは童貞でした。彼女と一緒にいて、どうしてそうなるの? その大疑問を制作陣は観る者に突きつけるのです。凄いシーンでした。笑いましたよ。
そういう時代なんですよ。税金が高すぎて元気も出ない。選挙に行くのも宗教の人だけ。そこをどう乗り越えるか? 現実では絶対に起こりませんが、ヒロインのもの凄い頑張りで、世界は救われます。キラも童貞を卒業。よかったね。しかし私はなんで男がダメな映画ばっかり観てるんだろう。どうなってんの?
先週のアルバム1位は ≠JOY。2位は SixTONES、3位は TREASURE でした。他に、iScream、NEMOPHILA、中島みゆき、Green Day、ONE LOVE ONE HEART、SUPER JUNIOR-L.S.S.、ammo、Novel Core、結束バンド、千葉翔也、原神、梅津瑞樹、lol、GARNiDELiA 、由薫、NMIXX、小山田壮平、CHO CO PA CHO CO QUIN QUIN、zanka、HUI、Blue Mash、などが登場しています。